【障害者福祉】補助犬法の成立から20年が経過しました
こんにちは、エナベルで就労移行支援を利用しているAです。
5月22日は『ほじょ犬の日』でしたね。
公共施設などに補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)の同伴受け入れを義務付けた身体障害者補助犬法の成立から5月22日(日)で20年を迎えたという記事がありました。
障害のあるなしにかかわらず、誰もが自由に社会参加できる社会の実現へは、事業者や一般市民への身体障害者補助犬法および障害者差別解消法の周知が必要であるということですね。
実は、私自身も聴導犬を飼い始めようかなと考えています。
『聴導犬』の名を初めて知った皆さん、馴染みが無いかもしれませんが、音が聞こえないことで感じる不安を軽減して、耳の不自由なユーザーの安全で快適な生活を支えることが、聴導犬の役割なのです。
どのように音を知らせてくれるかというと…。目覚まし音が鳴ると、ユーザーが起きるまで知らせます。玄関のチャイムや火災報知器、冷蔵庫の開けっ放しの音。外だと車のクラクションなど。当然ですが吠えるのではなく、タッチをするなどして知らせます。
こうした音への反応は、それぞれの生活に応じて増やしていけるということなんです。
補助犬といえば、ラブラドール!!というイメージを持たれがちかもしれませんが、聴導犬は、ラブラドールだけではなくミックス犬やトイ・プードル、パピヨン、シー・ズー、レトリーバーなど、小型犬から大型犬まで、たくさんの種類の犬達が聴導犬としての役割を担っているそうです。
ちなみに国内の聴導犬となったのは、シェットランド・シープドッグです。そして、身体障害者補助犬法の施行後、それに則って初の認定を受けたのは柴犬だそうですよ。
サイズに規定がないため、世界中で様々な犬種が聴導犬として活躍しているということなんですね。
法制化以降、障害者のパートナーである補助犬が3,000頭近く誕生する一方で、病院やレストランなどの施設や、電車やバスなどの公共交通機関において、補助犬の同伴受け入れを義務付けています。が、法律の認知度が低く、同伴拒否は絶えません。より多くの人に知って欲しいなぁと思います。