【福祉】普通の人になりたい
こんにちは、エナベルで就労継続支援A型を利用しているTGです。
私は学生時代に病気が分かってから目指している目標があります。
それが病気を持つ私でも普通に働き、生きることです。
そんな私にとても刺さる記事を見つけました。
病気でお悩みの方々にもとてもいい記事だと思ったのでご紹介したいと思います。
「普通の人になりたい」
鹿児島市に住む通信制高校3年の吉田涼真さんは不登校に悩んだ中学生の頃、母親の博美さん(51)への手紙の中でそう記した。学校に行けない不安や焦りから出た言葉だった。
小学4年生の頃、めまいや頭痛に悩まされ、朝、起きられなくなった。「起立性調節障害(OD)」と診断された。なまけと誤解されがちだが、自律神経の働きの不調で起立時に体や脳への血流が低下する病気だ。日本小児心身医学会によると、小学生の5%、中学生の10%がなり、不登校につながるケースもある。
博美さんは、ODの子を持つ親による「鹿児島OD親の会」を知り、勉強会に行くようになった。「時間がかかっても必ず自分の道を歩んでいける」「興味があることを磨き自信やエネルギーにしよう」。講演した医師の言葉が希望になった。親子で「学校に行けない間にできることを増やそう」と確かめ合った。
中学は校区外からの通学が認められる小規模特認校に進んだ。体調が良い時は授業に出て、修学旅行や弁論大会にも参加できた。「校長はいつもグータッチで迎えてくれ、担任の先生は手書きの手紙で励ましてくれた」
市の訪問型の学習支援や、自宅で一緒に勉強したり遊んだりするボランティア学生の支援も受けながら、動画制作や将棋、ギターと趣味を広げていった。
高校は通信制を選び、自分のペースで通った。福祉について学ぼうと、鹿児島国際大学をAO入試で受験。面接で不登校中に磨いた動画制作の技術をアピールした。「不登校で苦しむ子どもに向けた動画を作り励ましたい」と訴え、合格した。
不登校を巡っては、2017年に施行された教育機会確保法が、不登校の子どもの「休養の必要性」「学校以外の場での多様な学びの必要性」を認めている。
県教育委員会は対策を強化している。SNSを活用した相談窓口を設け、本年度は学校に派遣し相談対応するスクールカウンセラーを87人に増員。新年度は、中学卒業資格が得られる公立夜間中学の本格的なニーズ調査に取り組む。
今春大学に進む吉田さんは「教師、医師、ボランティア、多くの人に支えられ、ありのままを受け入れられるようになった」と感謝。「県内にいろいろな居場所や支援が広がり、苦しむ人が減ってほしい」と願っている。
【引用元】
「普通の人になりたい」 起立性調節障害で不登校になった男子は母への手紙に書いた 「学校に行けない間にできることを増やそう」 親子は心を決めた(南日本新聞) – Yahoo!ニュース
私も一歩ずつ前に普通の人に向かって歩んでいけたらと思います。
「普通の人になりたい」と思う人たちの希望の光となることを願ってご紹介しました。