天高く馬肥ゆる秋
ハロウインの後にはクリスマスかな~と思いますが・・・
先んじて、10月に入ってから年賀状のDM・書店ではPC用のソフトが販売されはじめています。
11月の今頃までに注文すると値引き率が高かったりして・・皆様年賀状の手配はお済でしょうか?
来年は午年です。
エナベル水戸駅南就労A利用者のSCです。
さて、来年の干支は馬(午)
縁起の良い「うまくいく」という言葉にも通じ、躍動感・力強さ・健康・豊かさを象徴。
また、古くから人々の暮らしを支えてきた存在でもあり、商売繁盛や出世の象徴として捉えられています。
個人的趣味で本を紹介するライブラリアンより、今回のご紹介は馬です(^^♪
馬といえば、宮本輝氏が1987年吉川英治文学・JRA賞馬事文化賞を受賞した「優駿」か・・というところなんですが、残念ながら未読です。
既読の本をご紹介しているので今回は見送ります。
■「ザ・ロイヤルファミリー」早見 和真 新潮社(文庫あり)
2019年 山本周五郎賞・JRA賞馬事文化賞受賞です。
2017年1月号から2018年9月号まで小説新潮にて連載、2019年単行本刊行。
今年(2025年)10月12日からTBSドラマ放映中です。
エナベル水戸駅南就労A職員Kさんの紹介で、さっそくチェック。幸いにも市立図書館の新入りで発見(^^♪ さっそく借りました。
サクセスストーリー?成り上がり一族のドロドロ愛憎劇?
栗須英治(クリス)の視点で書かれる20年にわたる継承と克服の物語ということで、割とみないい人たちで、ドロドロ感はなし。
サクセスストーリーには、一歩及ばす・・ラストシーンは・・・うーんうーん「以外(逆どんでん返し)と思うか」「そんなものよね」と思うかは、あなた次第。
文章読み終わっても、あと1頁ちゃんと目をとうしてくださいとだけ書いておきます。
競馬スキの方・それ以外の方にもお勧めの本です。←逆に馬券を買いたくなりそうで怖い(笑)
■「焦茶色のパステル」岡島二人 講談社
第28回江戸川乱歩賞受賞作(黄金流砂/中津文彦)ダブル受賞
このころは、乱歩賞チェックしていたので、どちらもタイムリーに読んでいますが、好き好きだけど「焦茶色のパステル」のほうが、読みやすいかな?
歴史好きの筆者は「黄金流砂」←源義経は、かなり好きです。
岡島二人氏はお二人(井上泉氏・徳山諄一氏)での作家さんでしたが、色々あって・・・現在の井上夢人氏(井上泉氏)が作家活動を継続しています。
こちらも競馬関係。
個人的にはタイトルが秀逸。パステルが焦げ茶色であることに・・・ミステリーの為、これ以上は書けません。
■「黒馬物語 Black Beauty 」馬の自叙伝 アンナ・シューウェル 光文社など
1877年11月24日に出版されたイギリスの女流作家アンナ・シュウエルの生涯唯一の小説 。
幼少の頃NHKで海外ドラマ枠で放映されていて好きだったのがきっかけ(多分この後の放送が大草原の小さな家とかだったような記憶)
小学校の図書室で見つけて(^^)/
木造の旧校舎時代でしたから、小3~5年くらい。当時でもかなり古い本でした(活字が學とか氣とか横転しているとか)
その後、何十年もたって、某国立大学の図書館本館で発見(普通の文庫本でした)早速借りてしまいました(^-^)
舞台は19世紀後半のイギリス。
馬の一人称で書かれている(回顧)ので、それを揶揄する人もいますが、「馬の行動に対する詳細な観察と描写により多くの現実味を帯びた作品となっている」
と、語る方もいます。
ちょっと、プロレタリア観あり。
馬への思いやり・共感・待遇への理解を説いた教訓として読むこともできます。
個人的には名著と思っています。
■「女騎手」 蓮見恭子 角川 文庫あり
「無名騎手」 蓮見恭子 角川 文庫あり
これも競馬のお話。ミステリーです。「女騎手」は第30回横溝正史賞ミステリ大賞優秀賞受賞作
競馬の騎手ならディック・フランシスでしょと、言われそうですが、未読です。
ディック・フランシスの「競馬シリーズ」は海外ドラマNHKでも放映されていましたね。
さて、この2冊は、お仕事小説としても、男性社会の中で頑張れ女性としても楽しめると思います。
日本の政界はガラスの天井が、2025年10月21日に抜けましたね。
蓮見恭子さんは他にもお勧めがありますので、それはまた別の機会に。
紫字:さすがに小学校は除籍になっていると思うので、文京にある国立大学もしくはどこかの図書館・隠れた名著なのか、今でも入手は可能です。
青字:水戸市立図書館で検索ください。
OPAC利用の注意:タイトル検索の場合、助詞の違いなどのゆらぎが厳しいです。グーグールなどの検索と違って「○○○ですか」と間違いを認識しないのでご注意ください。
今日は天気もよいので、意外と外は温かそうです。
今日もエージレスの封入作業が続きます。
気持ちよくお仕事したいですね。
ブログの訪問ありがとうございました。


