【障害者】障害者 親亡き後の相談室 行政書士らがネットワーク

親が病気になったり、亡くなったりしたら、障害がある子どもは-。
そんな悩みに対応するため、行政書士やファイナンシャルプランナーらによるネットワークが全国に広がっている。
その名も「親なきあと相談室」。複雑な福祉制度について一元的に相談できるため、親たちの「駆け込み寺」となっている。

(中略)

ネットワークの呼び掛け人は、知的障害のある娘がいる行政書士の渡部伸さん(58)=東京都。
お金や住まい、福祉サービスに関する窓口が分かれているのは不便だと感じ、二〇一四年に相談室を始めた。
無料または低額で不安を聞き取ったり、他の支援機関につないだりする仕組みで、賛同者が次々に相談室を立ち上げ、全国五十カ所以上に広がった。
六月には「ネットワーク研修会」を開き、各地の取り組みを共有した。

一方、国の取り組みは道半ばだ。国会は一二年の障害者総合支援法などの付帯決議で、「親亡き後」を見据えて障害者の地域生活を支援すべきだとの内容を盛り込んだ。
国は相談を受け付ける場として、自治体に「地域生活支援拠点」を整備するよう求めてきたが、一八年四月時点で整備が済んだのは、全国の約千七百市区町村のうち約二百三十にとどまる。

佐藤さんは「一番避けたいのは、誰にも相談できないまま親子が年を取って、共倒れ状態になってしまうこと」と指摘する。
高齢の親が、障害がある子どもの面倒を見続ける状態は「老障介護」と呼ばれる。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/19620 TOKYO WEBから引用

 

エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギのTです。

障害者の親亡き後…。まだ若い方は考えないかもですが、ある程度年齢を経るとこれが怖い現実となって立ちはだかります。

「一番避けたいのは、誰にも相談できないまま親子が年を取って、共倒れ状態になってしまうこと」。

これが一番怖いのです。

 

実際私が疑似体験?をしているので、すごくこの恐怖わかるんです。

私の母は私が、まだ今よりも精神疾患の重い時に、認知症になってしまいました。

自分の事より親の為に使う時間が増えて、親のケアマネさんに相談しながらも必死でした。

母が勝手に夜に出かけてしまうので、眠りは浅くなり、いつ寝ていいのかわからなくなりました。

昼は大体デイサービスにお願いしていましたから、その時だけは眠れたような。

そのうちにどんどん私の病気は重くなっていって、介護うつを患う事になりました。

このまま行ったら共倒れかも…と思っていたんです。そこでケアマネさんが動いてくれて、もうこれ以上同居は無理ということで、

母をグループホームに入所させてくれたんです。

結局こうなるのが一番いい方法だったんだと思います、今考えれば。

 

私の場合はそういう経緯を経て、母と別居ということになりましたが、それぞれ障害者の方は事情が違うと思うので、

どうしたらいいのかわからないですよね。障害者の当事者じゃなく、親の方が介護疲れになってしまう事もあり得ますし、

急に亡くなってしまうとか、病気になってしまう事も考えられます。

そんな時に、行政書士やファイナンシャルプランナーらによるネットワークで相談にのってもらえる場があれば。

無料または低額で不安を聞き取ったり、他の支援機関につないだりする仕組みで、賛同者が次々に相談室を立ち上げ、全国五十カ所以上に広がっていると。

国はまだそこまでは動きが無くて、相談所も限られてます。

 

いづれは親も年をとって、今のような生活が出来なくなる可能性も高いです。

その時に相談できる場があれば…ということで。

もっとこういう動きがあるといいですね。

 

 

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