【茨城水戸情報】保護犬「タロー」誰を待った? 駅に朝夕通った17年、実話を映画化

1960年代から80年代にかけての茨城県石岡市を舞台に、市内の小学校で保護された犬「タロー」の17年間の生涯を描いた映画「石岡タロー」が、20日から公開される。実話に基づいた脚本で、撮影はすべて県内で行った。出演者の大半も茨城在住だといい、監督を務めた映像作家・石坂アツシさん(61)は「昭和の茨城にあった心温まる話を多くの人に知ってもらいたい」と意気込んでいる。

タローは64年、石岡市立東小学校(同市旭台)で保護された雑種犬。登校する児童の出迎えや教室を回る姿から一躍人気者になり、あるときから約2キロ離れた石岡駅に通い始めた。

朝夕の1日2回、駅の待合室で座ったまま改札口を見つめ、しばらくすると学校に戻る。そんな日々を、81年に死ぬまで17年間続けていた。駅や商店街で多くの人にかわいがられたが、タローが駅で誰を待っていたのか、わからなかったという。

映画化されるきっかけは約5年前。東京を拠点に活動する石坂さんが、愛犬家のスタッフから「石岡に感動的な犬の物語がある」という話を聞いた。実際に現地でタローを知る人たちに話を聞くうちに、「タローの一途な生き様はきっと映画になる」と考えた。

映画では、タローには飼い主の女の子がいて、石岡駅ではぐれた後に小学校に迷い込んだというストーリーになっている。

一昨年の2月に撮影を始めた。コロナ禍でロケが何度も延期になるなど制約があるなか、10カ月後の12月にクランクアップした。タローを演じた犬3頭のうち2頭は実際の保護犬が登場するほか、当時の風景を再現するため、20台以上のクラシックカーを県内の支援者から持ち寄ってもらうなど細部にもこだわった。

映画には、NHKの大河ドラマ「どうする家康」など数多くのテレビ番組に出演している土浦市出身の寺田藍月(あづき)さん(7)がタローの飼い主役を演じる。

映画の公開を前に、石坂さんと寺田さんが10月11日に土浦市役所を訪れた。市内の小学校に通いながら芸能活動をしているという寺田さんは「(撮影で)ワンちゃんをなでたりご飯をあげたりするのが楽しかった。動物を好きな人に見てもらいたいな」と笑顔で話した。

石坂さんは「現地を取材して、タローがいる駅が街の景色の一つだったんだと実感した。その姿を丁寧に描くことを使命にした作品なので、注目して見てくれたらうれしい」と語った。

映画は20日にシネマサンシャイン土浦(土浦市)、イオンシネマ守谷(守谷市)、シネプレックスつくば(つくば市)で、27日にユナイテッド・シネマ水戸(水戸市)で公開される。その後も順次、全国で公開される予定。(原田悠自)

引用元:https://www.asahi.com/articles/ASRBJ7JZ1RBDUJHB001.html


こんにちは、就労継続支援A型を利用しているAです。

私は1年~2年ぐらい前にテレビでタローの実現ドラマを観たことはあります。
その時、“茨城県石岡市にこんな素敵な話があったんだー”と感動しました。
いつか映画化するんだろうと思ったので、実際に動いていた人たちに拍手を贈ります👏

ネットで調べたところ、シネマサンシャイン水戸の上映予定にも掲載されていました。
ちなみに10月27日(金)からです。

それで茨城県の魅力度が上がるといいですね。

 

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