HSP(繊細さん)気質
こんにちは、利用者のAです。
2020年にロンブー田村淳さんが公表した
「HSP」
って聞いたことがありますか?
HSP(繊細さん)とは?特徴や対処法を解説!
診断テストやおすすめ本もご紹介
HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称で、非常に繊細な人を指します。最近では書店に多くの本が並んでいたり、有名人・芸能人がHSPであることを公表したりと、HSPという言葉を見聞きしたことがある人も多いのではないでしょうか?
では、HSPにはどのような特徴があり、どう対処すればよいのでしょう。HSPの基礎知識について、簡単にできるセルフチェックとともに紹介いたします。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは?どんな意味?
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは
HSPとは、周囲からの刺激を受けやすい「繊細な人」を意味する言葉です。環境や性格といった後天的なものではなく、生まれ持った気質であるとされています。
非HSPなら気にならない刺激にも敏感に反応してしまうため、生きづらさやストレスを感じやすい傾向にあります。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の意味:繊細な性格特性(気質)を持つ人
HSPは性格特性(気質)のひとつであり、大まかにいうと「繊細な人」を指すもので、米国の心理学者であるエイレン・アーロン博士が世界に広めた概念です。他人の言動や感情への共感性が高い、音や光などの環境からの刺激に対して敏感などの特徴が挙げられます。
人口の2割ほどがHSPといわれるほか、人間以外の動物にもHSPの傾向が見られることがあります。HSPだと集団生活がしんどくなったり、生きづらさを感じたりすることもあります。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の特徴:刺激に対する敏感さ・繊細さ
HSPの特徴は、空気を読み過ぎて疲れてしまうことや、刺激に対して敏感となりやすい傾向があります。また、先ほど触れた音や光のほか、臭いや身体感覚、気候など、五感で体感する刺激に敏感だとされています。
映画や漫画などに感情が入ってしまったり、人の考え方に影響されたりするケースもあります。このほか、人込みで気疲れしてしまう、自己否定してしまうなど、繊細であるがゆえにストレスがかかってしまうと考えられます。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という病気はなく、あくまでも「気質」であり、治療法はない
HSPは一見すると病名のようですが、HSPはあくまでも性格特性(気質)であり、精神医学上の概念ではありません。一般的に、「精神疾患」として診断名が付く場合、「DSM-5」という精神疾患の国際的な診断基準に基づいて判断されます。HSPの場合は、この「DSM-5」に現在のところ記載がなく、「精神医学上の概念」というよりは「心理学上の概念」であると考えられます。
したがって、HSPは何らかの病気・障害というよりは、人が誰しも持っている性格特性(気質)と考えるのが適切でしょう。性格特性(気質)ということは、病気・障害のように「薬等を使って治療する」というよりは「日常の中でどう付き合っていくか」がより重要です。考え方や環境を変えるなどの工夫が必要といえるでしょう。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)を「繊細さん」と呼ぶことも
HSPは忌避すべき存在ではなく、向き合っていくべき存在です。したがって、親しみをもって接する必要があります。親しみを込めた呼称のひとつに「繊細さん」があります。この呼称は、山口由起子さんが名付け親で、最近では武田友紀さんの著書が人気ですね。
■「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
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武田友紀さんいわく、「繊細さを克服すべき課題と捉えるのではなく、いいものとしてとらえる。自分の気質を肯定し活かすことで、元気に生きていける」とのことで、HSPに対する基本的な向き合い方を端的に示した言葉といえるでしょう。
HSPの特徴・あるあるとは?
どのような特徴を持つ人がHSPに当てはまるのでしょうか。ここでは、HSPならではの特徴や具体例(あるある)を8つ紹介します。以下の症状やケースに多く当てはまるほど、HSPである可能性が高いといえるでしょう。
①自己否定しやすい
HSPは自己肯定感(自分を価値ある存在だと受け入れている感覚)が低く、いつも自分を責めてしまう傾向にあります。
たとえば、周囲に怒っている人がいると、自分にまったく非がなかったとしても「自分の責任ではないか」と考えてしまうことがあります。
②雑談やうわさ話、大人数の集まりが苦手
HSPは1対1で相手と深く関わり合うことを好む傾向があり、雑談やうわさ話といった表面的な会話や大人数の集まりは苦手な人が多いです。
周囲の騒音や相手の表情・しぐさに過剰に反応してしまうため、どう振る舞えばよいか分からず、すぐに疲れてしまうことがあります。
③小さな音が気になって集中できない
HSPは感覚が敏感であるため、小さな音が気になって仕事や勉強、読書などに集中できないことがあります。
たとえば、マウスやキーボードをたたく音、時計の針がカチカチと動く音、周囲の人々の話し声・足音などが挙げられます。非HSPには気にならない音であっても、音の刺激に敏感なHSPには気になってしまうのかもしれません。
④物事を決めるのに時間がかかる
HSPは自分に自信がなく、他人を優先してしまうため、物事を決めるのに時間がかかる傾向があります。自分より他人を優先し、必要以上に相手の気持ちを読もうとしてしまうことが原因の一つだと考えられます。
⑤頼まれたことを断れない
HSPは相手を思いやる気持ちが強く、他人から頼まれたことを断れないという特徴もあります。
自信のなさから自己主張できなかったり、いろいろ考えて即答できなかったりして、仕方なく受け入れてしまうケースもあるでしょう。その結果、自分の時間がなくなってしまい、後で苦労することもあります。
⑥急に予定が変更になるとパニックになる
相手の都合や天候などを理由に、あらかじめ決まっていた予定が急に変更になると、HSPはパニックになることがあります。
細かいことに気づきやすいHSPは、複数の業務を同時並行でこなすマルチタスクは苦手です。急に予定が変更になると過剰に反応してしまい、どのように行動すればよいかわからなくなってしまうのです。
⑦一人を好む
HSPは刺激がない環境を求める傾向があり、自分の世界にいると落ち着きを得られることから、一人を好む特徴があります。人付き合いも大人数と付き合うより、少人数と深く関わることを望む人が多いでしょう。
⑧直感力がある
HSPは物事の本質や周囲の雰囲気を感じとる能力が高く、直感や予感が鋭い特徴があります。
たとえば、「いつもより元気がない」など、ちょっとした表情の違いから相手の変化に気づくことができます。また、何らかの意思決定を行う際に、直感に従うことですぐに適切な判断を行える人もいるでしょう。
あなたはHSP?診断テストでセルフチェック!
もしかしたら自分はHSPではないかと思ったら、まずは簡単な診断テストでセルフチェックをしてみましょう。下記の項目に当てはまる数が多いほど、HSPの気質を持つ可能性が高いといえます。仕事やプライベートの場を思い起こしながらチェックしてみましょう。
チェック項目①:思考が複雑で、深慮の上で行動する
調べごとを入念にしたり、お世辞にすぐに気付いたりするケースが挙げられます。また、行動する前に熟慮して踏み出せないような人が当てはまります。
チェック項目②:刺激に対して疲れやすい
「刺激に対して疲れやすい」とは、混雑する場所が嫌いであったり、人付き合いに疲労感を持ちやすかったり、他人の言動に影響を受けやすかったりすることが典型例として挙げられます。
また、ちょっとしたことに対してオーバーリアクションするケースや、感動しやすく涙もろいケースなども当てはまります。
チェック項目③:相手の気持ちに影響されやすい
映画やドラマなどの登場人物に感情が入ってしまう、他人が叱責されているときに自分も叱責されている気持ちになるなどが挙げられます。
また、相手のしぐさや表情を読み取り、マイナス感情を持たれているのではないかと気にしてしまう傾向があります。このほか、話ができない動物や幼児などの考えを読み取ることができるのも特徴です。
チェック項目④:あらゆることに対して感受性が強い
たとえば、家電製品のブーンという音が耳についたり、明るさが苦手であったり、体臭や口臭に敏感であったりします。喫煙者が吐く煙や、身体に付いたタバコの臭いで気持ちが悪くなることなどが挙げられます。
このほか、カフェインや添加物への反応、直感が当たる、服の肌触りが気になるなど、さまざまなことに敏感という特徴があります。
チェック項目⑤いつも自分を責めてしまう
自己肯定感が低く、いつも自分を責めたり、否定したりすることが挙げられます。
自分より他人を優先してしまう特徴があり、責任感の強さゆえに「自分が悪いのではないか」「もっとかんばらなければ」と考えてしまう特徴があります。小さなミスであっても、自分を過度に追い込んでしまいがちです。
チェック項目⑥怒りをうまくコントロールできない
普段は周囲に合わせて自分を抑え込んでいる分、一度怒りのスイッチが入ってしまうとうまくコントロールできなくなる特徴があります。
相手に怒りをぶつけるのではなく、自分の殻に閉じこもって相手とのコミュニケーションを避けるケースもあります。
チェック項目⑦直感や予感がよく働く
感覚が敏感であることから直感や予感が強く、未来のことや物事の本質、周囲の雰囲気などを察知する能力があります。
内向型の性格の人が多く、直感的にたくさんの情報を得られるため、周囲の人が気づかないようなことも把握できるのが特徴です。
知っておきたいHSPの基礎知識
HSPは大人に対する呼び方!子供のHSPはHSCと呼ぶ
HSPは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」だと紹介しましたが、実はこれは大人だけの呼び方です。子どもの場合にはHSCと呼び、HSCとは「Highly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」の略称です。
いずれにせよ、特徴は同じであるため、大人と子どもで呼び方を変えているものだと理解しておくとよいでしょう。HSCの子どもは「育てにくい」と思われることがありますが、HSCの特徴を理解して広い心で接することが大切といえます。
HSPとうつ病・適応障害との違い
「HSP=うつ病・適応障害」ではない!
HSPの人は、自分のことをうつ病だと感じてしまうケースがありますが、「HSP=うつ病・適応障害」ではありません。HSPが病気ではない一方で、うつ病は「心の風邪」と呼ばれ、早期治療が必要なものです。
ただし、HSPであることから、結果的にうつ病や適応障害になるケースはありえます。ちなみに日本人が月曜日にブルーな気持ちになるのは、一種のうつ病だといわれています。
HSPかな?と思ったら、早めに受診することが大切
軽度のうつ病であれば休養だけで改善することもありますが、慢性化や重症化してしまうと、休養だけでは治りにくいと考えられます。ひと口にうつ病といっても症状の幅が広いため、早めに心理カウンセリングや精神科などを受診して改善を目指しましょう。
HSPと発達障害との違いは?
HSPは発達障害とも混同されるケースがあります。発達障害とは注意力や衝動性、多動性の問題があり、注意力が散漫になりがちとされています。また、衝動的な行動をしてしまうケースもあります。
発達障害もある種の個性と捉えるケースがあるため混同されやすいですが、内面の繊細さを表現するHSPと、先天的不得手を持つ発達障害は別物だといえます。
引元用:https://blog.ncbank.co.jp/posts/119
最近よく目にする「HSP」。
「HSPとは」を扱った書籍やブログなどを読んだり、「診断チェックリスト」をやってみた方の中には、これって、もしかして私のこと?
そう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみに、私の妹もHSP気質です。産後うつに悩まされ、カウンセリングを受け、「HSP気質」と聞いた妹は、「あ~、そうなんだ」と楽になったそうです。母もHSPっぽいので、うつ病を経験しています。
しかもHSPは生まれ持った気質で先天的なものであり、アダルトチルドレンは育った環境などによる後天的なものだそうです。
多分、妹のHSP気質は遺伝子の影響があるかもしれませんね!(^^)!
私も繊細な心を持っているけど、好奇心旺盛があるので、私はHSPではないかな・・・。
先天的と後天的の違いに関連する記事がたくさんありすぎるので、
じっくり探求したいので、次回へ続く~♪