塀の中で暮らすこともあるのかもしれない(無いにこしたい)
朝の早い時間帯はかなり寒いですが、お昼頃になると、日差しもあって暖かいですね。
早起きしてまだ薄暗い中、悲しいけれど紫式部を切り刻みました(ごめんね紫式部・・・)。
エナベル水戸駅南就労A利用者のSCです。
Xは、ザッハトルテだったので、KuchenとTorteno話になるのか・・と、想像した方いたらすいません・・違います。
花まつりはしないけれど(ほぼ)クリスマスはあり。
サンジョルディはほぼしないけれど、バレンタインはあり(頑張れ、出版業界)
クリスマスが過ぎればもういくつ寝るとお正月♪
クリスマスもお正月も、楽しく・穏やかに過ごしたいけれど、ちょっと難しい状況に陥てしまったら・・・
ライブラリアンSCからの今日ご紹介する本は、「塀の中で暮らしたら・・」をテーマにお送りします。
■「獄窓記」山本譲司 ポプラ社 新潮文庫
続編あり。映像化有。
もう、記憶の薄れた方も多いかもしれませんが、政策秘書給与流用疑惑で政治資金規正法違反で起訴、懲役1年6ケ月実刑判決で服役。
刑務所では触法障害者の世話をしていたことから、出所後は訪問介護員2級の失格を取得、訪問介護員として活動開始されとのこと、
その後福祉活動に・・・
服役中の障がい者のフォロー(懲役)をしていたとこのことを書いています。
あくまで、この方の主観で進んでいるので、どう受け止めるかは読んだ方の解釈に委ねますが、刑務所内での障がい者の懲役について、考えさせらるものがあります。
この方以外も、秘書給与流用はあったのに、なぜこの方は実刑?少々の謎。
■「獄中記」 オスカー・ワイルド
ドリアングレイの肖像を以前紹介してます。幸福な王子は名著ですが、さてこの本は・・・
1891年、16歳年下の文筆家、アルフレッド・ダグラス卿と親しくなり、並行して出版活動は活発。
この年パリで『サロメ』をフランス語で執筆し、更に1894年にダグラスの英訳の『サロメ』が出版。
この前後、ダグラスと共に各地に旅行して、息子を気遣う父親(侯爵)に告訴されます。→で、投獄。
日本の作家にも影響を与えたと言われるワイルドですが、別な形で注目されているのを本人はどう思っているのでしょうか。
腐女子の方の必読書?
■「塀の中の懲りない面々」 安部譲二 文藝春秋 文庫あり
自らの服役経験を基にした自伝的小説になるのか・・「大体、10%だけがホントで、あとは膨らました脚色ですよ」と、話をされているようです。
「塀の中」とは刑務所を指し、「懲りない面々」とは自由が制限される刑務所服役経験があるにもかかわらず入出所を繰り返す累犯罪者達のことを指しているらしいです。
1986年出版。部数も売れたし、映像化・漫画化もされ、流行語大賞にも、話題になった本です。
本格的に暴力団構成員と言いつつも、実はおぼっちゃまで、帰国子女→でJALのパーサー勤務経験あり。
元総理大臣の橋本龍太郎と同級生ということも事実。TVで、橋本龍太郎氏と母校を訪問、TVで放映してました。
笑って読めるか不謹慎と憤るかは、人それぞれかと思います。
👆の言葉ではないけれど、完全フィクションと思えば面白いし、どこまでホントとか考えてしまうと不謹慎と思うかもしれない。
今だったらどうかなと思うこともあります。筆者はタイムリーに読んだわけではありませんでした。
青字:市立図書館
緑字:某私立女子高(現共学)→ワイルドは普通に有名なので、図書館での検索は十分可能です。
エージレスは今日も、もりもり!
うず高く積まれた段ボール箱は少しは低くなったのか・・・この後は封入作業に入ります。
土曜・日曜がお休みという方も多いかと思います。
お休みの方はよい週末を、お仕事の方は、恙無くお仕事出来ますように(^^)/
お読みいただいてありがとうございました。


