マラケシュ
エナベル水戸駅南 利用者のSCです。
人間長く生きていると、いろいろなことが変わっていきます・・
例えば「ベルヌ条約」学生時代に習ったときは、日本は会議には参加したけれど、
国内の書作権保護期間がベルヌ条約より短かったため、国内法整備後の参加(1899年)となりました。
著作権保護期間は著作者の死後50年でした。
アメリカはこのとき参加を拒否、これは無方式主義のベルヌ条約が気に入らなかった・・から?
諸般の事情があったようです。
ところが、いつのまにか・・「えっ!著作権が70年になってる」
「アメリカが参加している(1989年3月1日)!」
浦島太郎な気分です(-_-;)
最近の本に©がついていないことがあるのはそのせいでしょうか??
閑話休題
さて、マラケシュ条約(松田聖子さんは関係ありません・・念のため・・)をご存じでしょうか?
恥ずかしながら、筆者は最近まで知りませんでした。
2013年6月18日:モロッコのマラケッシュで採択された著作権に関する条約です(WIPO:世界知的所有権機関)
「盲人.視覚障害者その他の印刷物の判読に障害のある者が発行された著作物を利用する機会を促進するための条約」と、
いう事になります、目の不自由な方ばかりでなく、肢体不自由な方などで本を持ち難いとか、範囲が広いようです。
まだまだ、参加国が多いとは言えないのかな・・・
日本は、平成30年(2018)10月1日に加入書を提出して、翌年1月1日から効力があります。
興味を持たれたかたは、文化庁・国会図書館・外務省のHpなどをご覧ください。
「読書離れ」とよく言われますが、実は「本は読みたいけれど、様々な事情で不自由があるから」という方も多いです。
何時でも自由に、すべての人に読みやすい著作物が提供できる世の中であってほしいです。
今日の作業は、シリカゲルとアクティブシートの封入作業です。
作業に励みます(^^♪
今日は暑くなりそうです、体調管理にお気を付けくださいませ。