【障害者雇用】障害者の雇用に特化した「特例子会社」とは?

どうも、就労移行支援を受けているMです。

多くの企業さんではシステム上、障害者雇用がなかなか進まないところが多いですが

システム的に無理ならば系列会社を作っちゃおう!

という企業さんもいます(*’ω’*)

特例子会社とは?働くメリット・デメリット、給料や雇用形態など解説

就職活動で求人を探しているときに特例子会社の求人を見かけ「特例子会社とは?」と疑問に思われる方もおられるのではないでしょうか。

特例子会社とは、障害のある方が安定して働きやすくするために設立された、主に大手企業が設立するグループ子会社です。

この記事では、特例子会社の実態(給料や雇用形態など)や、働くメリット・デメリット、一般企業の障害者雇用との違いなど解説していきます。

これから就職活動をする上でぜひご参考いただければ幸いです。

特例子会社とは

■特例子会社はどんな会社?

特例子会社とは、障害のある方の雇用促進及び安定を図るために設立された会社です。

障害のある方が働きやすくなるよう、障害に配慮した「短時間勤務」や「通院のための休暇」「仕事(量・内容)の調整」などのサポートが整備されていることが最大の特徴になります。

■特例子会社ができた背景

障害のある方の雇用安定を実現するために定められた「障害者雇用促進法」があります。

その中で従業員が45.5名以上在籍している企業は、障害者の法定雇用率が2.3%以上、障害のある方を雇用しなければいけない義務があります。

しかし会社の業種や規模などのさまざまな理由から、障害のある方のために環境や制度を整えることが現実的に難しい場合があります。

そこで会社とは別に障害のある方が安定して働きやすくするために子会社を設立し、厚生労働大臣の認可を受けたものが特例子会社になります。

特例子会社に在籍している障害のある従業員は親会社やその他のグループ会社に雇用されているものとみなし、障害者の法定雇用率を算定することができる仕組みとなっています。

■特例子会社における業務内容

特例子会社における業務内容では、最も多かったのは「事務補助(79.1%)」でした。

次に「清掃(50.0%)」「その他(30.1%)」「製造(機械・食品など)(23.5%)」「物流(20.4%)」と続いています。(※複数回答可による集計)

その他においては、具体的には「人事・総務関連事務」「ギフトラッピングなどの包装」「郵便物の仕分け」などが挙げられました。

特例子会社で働くメリット・デメリットとは?

■メリット

●特例子会社は大手企業が設立することが多く、比較的雇用の安定が見込める

●自分に関する情報(障害特性や業務の得手・不得手など)を会社側で管理しているため、自分のことを理解してもらいやすく、また体調などに配慮してもらいやすい傾向がある

●仕事をしながら、自分の体調管理・体調コントロールのスキルを上げていきやすい

●配慮がきいた仕事・職場・人的支援が用意されている

(配慮の例)

勤務時間の調整

ファシリティ(トイレなど)

仕事内容(難易度・業務量)

人的支援(精神保健福祉士やジョブコーチなどの配置)

コミュニケーション方法(口頭以外) など

(職種の例)

入力作業

物作り(食品、物品、植栽など)

軽作業 など

■デメリット

●特例子会社の構造的に昇給や仕事のスキル、職域を広げにくい傾向がある

※あくまでも「傾向」です。現在さまざまな特例子会社が増加しているため、上記のデメリットに当てはまらない特例子会社もあります。

特例子会社と一般企業の障害者雇用との違いは?

特例子会社においても一般企業の障害者雇用においても「配慮を受けながら働く」という点は同じです。

それでは、違いはどこにあるのでしょうか?

違いとして、特徴を挙げられるものは「就業規則などの制度」や「環境の整備」などになります。

一般企業の障害者雇用においては、障害のある方に合わせて柔軟に制度や環境を整えることは難しい傾向があり、一方で特例子会社においては、障害のある方に合わせた制度や環境を整備しやすい傾向があります。

そのため、特例子会社の方が受けられる配慮の幅が広く、また働きやすい環境が整っていることが特徴であるといえます。

特例子会社における就職活動のポイントは?

特例子会社における就職活動の流れやポイントは、一般企業(障害者雇用・一般雇用)と同じでほとんど変わりません。

会社によって採用基準が異なりますが、どの会社においても配慮を求めるだけではなく、その会社でどう活躍できるのかを伝えることが大切です。

そのため、自分の障害特性や配慮、やってみたい仕事の話だけではなく、自分が会社に対して貢献できる経験やスキル、想いなどもあわせてアピールしていくと良いでしょう。

そのためには、自分について理解を深めるための自己分析をしっかりと行い、面接で話せるようにすることが大切です。

自分一人で自己分析をすることが難しい場合、就職活動をサポートする支援機関もありますので、活用してみるのも良いでしょう。

【引用元】https://works.litalico.jp/column/system/007/【LITALICOワークス】

 

水戸には特例子会社ってあるのかな(。´・ω・)?

一般企業も含めて特例子会社も選択肢に入れておくと、就職活動においても少しは動きやすくなるかもしれないですよね(*´ω`)

特例子会社は働き口がなかなか無い障害者にとっては一つの希望の光となるかもしれません。

福祉事業所での職業訓練のあとに就職活動に動く際、特例子会社も考えてみてはどうでしょうか(^^♪

支援スタッフや精神科・心療内科のスタッフさんなどと相談してみると良いかもしれません(*^^*)

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