【障害者雇用】重度障害者らが自宅にいながら接客スタッフに 「分身ロボットカフェ」日本橋に開店へ
重度障害者らが自宅から「分身ロボット」を操作して、接客スタッフとなるカフェが六月、中央区の日本橋エリアに開店する。
外出が困難なため、就職をあきらめていた人たちを支援する。エンジニアも常駐し、実際の接客で分かった課題を集めてロボットの改良につなげる研究拠点にもする。
ロボット開発ベンチャー「オリィ研究所」(港区)が手掛ける「分身ロボットカフェ DAWN ver・β」は、据え置き型の高さ二十センチの「OriHime(オリヒメ)」と、高さ百二十センチで走行ができる「OriHime−D」が接客をする。
テーブルの上で「OriHime」がオーダーを取り、「OriHime−D」がメニューを運ぶ。
いずれも額のカメラが撮影した動画を、離れた場所にある端末へと届ける。
障害者は端末を操作し、ロボットを動かす。マイクによる会話もできる。
声が出せない人はスイッチや視線で文字盤を指して言葉を発する。
オリィは二〇一八年から昨年一月まで、虎ノ門や大手町、渋谷で四回にわたり、期間限定の「分身ロボットカフェ」を開いた。
計約四十日の営業期間中、延べ五千人が来場した。
筋肉が少しずつ動かなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)や脊髄性筋萎縮症(SMA)など難病患者のほか、海外に住む日本人女性も分身ロボットを使い、接客を務めた。
この女性は日本で働きたいという強い希望を持ちながら「距離」を理由にあきらめていた。オリィは、これを「距離障害」と呼んでいる。
分身ロボットカフェで接客技術を磨き、企業への就職に成功する参加者も生まれた。
手応えを感じたオリィは昨年夏、分身ロボットを使ったテレワークの人材紹介サービス「AVATAR GUILD(アバターギルド)」を始めた。
自治体からの問い合わせが増えているという。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/86629/ 東京新聞TOKYO WEBから引用
エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギのTです。
何度かここで分身ロボット、オリヒメの接客スタッフの話は書いていましたが、今回は日本橋でのカフェ開催です。
重度障害者の他に海外に住む日本人女性も今回のロボットカフェに参加しているとか。
今までの期間限定ロボットカフェ等で、分身ロボットで接客技術を磨き、企業へ就職に成功する参加者も生まれ、確実に成果を出してます。
分身ロボットを使ったテレワーク、人材紹介サービスも始めて積極的にこのビジネスも動き始めましたね。
分身ロボットを使えば、重度障害者でも働けるという道を開いたことで、問い合わせも増えて就職雇用の道が開けました。
これからも技術を磨いて、重度障害者の方等の雇用に繋がる道を作っていければいいですね。
私もちょっとこのロボットカフェで接客してもらいたいです。どんなもんでしょうね。