【障害者福祉】必要な「こだわり」と不要な「執着」

どうも、就労移行支援を受けているMです。

発達障害・グレーゾーンが増加傾向にある世の中。

自分の特性の本質を踏まえておくと、意外と何とかなっちゃうものですよ(*´ω`*)

発達障害・グレーゾーンに限らず、人には何かしらの「こだわり」というものがあります。

今回は「こだわり」について深掘りしていきたいと思います(=゚ω゚)ノ

【必要な”こだわり”と捨てるべき”執着”の違い】←シンプルライフの秘訣です

“こだわる”という言葉には少しネガティブな印象を感じますが、”こだわる”こと自体は良い面と悪い面の2つの意味が存在します。

  1. ちょっとしたことを必要以上に気にする。気持ちがとらわれる。
  2. 物事に妥協せず、とことん追求する。

もともとは前者のネガティブな意味合いが強い語句ですが、最近は、後者のような肯定的な意味で使うことも一般的ですよね。

つまり、”こだわる”ことはポジティブにもネガティブにも発展できるわけです。

では、両者の大きな違いは何でしょうか?

それは、

『 気持ちがとらわれる 』

という部分です。

結局のところ、こだわりはあっても悪いものでは無く『いかに執着から解放されるか?』が大事になってきます。

こだわり と 執着 の違いとは

冒頭では『こだわり』の悪い要素として『執着』の存在があると紹介しました。

とはいえ、どちらも同じようなものに感じますよね?

そこで、『こだわり』と『執着』の違いをもう少し詳しく考えてみましょう。

『こだわる』とは

『こだわる』というのは、あくまで”主体的にこだわりを持つことを選択している状態と捉えます。

他にも、きれい好きの方が部屋の整理整頓の方法の”こだわる”といった場合なら、”気持ち良い空間で自分の心が穏やかに満たされるため”とか、”時間をかけずに効率よく行うため”が理由だったりします。

要するに、”こだわり”には『○○をするため』という目的があり、必要なことともいえます。

『執着する』とは

一方で、何の為にこだわるのか目的を見失っていたり、目的に辿り着かない行為の場合、それは心や気持ちが捉われた状態です。

  • 今までずっとやってきたことだから
  • 世の中みんながやっていることだから
  • 意味はないかもしれないけど、やらないと不安だから

このような気持ちで何かの行為をしていることはありませんか?

『執着する』というのは、”心や気持ちが離れられなくなっていてそれしか選択できない状態”です。

必要なこだわりと執着の軽減方法

1.主体的になる

自分ではどうすることもできないことに気をとらわれなくするには、自分のすべきことに専念することが一番です。

そうすれば執着が生まれる余地を少なくすることになると思います。

2.客観的になる

次に、自分が何に捉われているのか?客観的に見る力は大事です。

そうすれば、心が捉われている状態を意識することができ、自分のやるべきことを意識しより主体的であることに注力する対策をとれます。

逆にいうと、

客観的にみることができなければ、「いつの間にかすっかり気持ちがとらわれてしまっていた」ということになりかねません。

3.捨ててみる

心が完全にとらわれている状態では難しいのですが、執着が限定的であるならば思い切って捨ててみる、という経験も大事です。

なぜなら、気持ちがとらわれている状態の行為というのは、目的が達成されることもなければ、ますます”とらわれ感”が増大していってしまうからです。

これは負のスパイラルのはじまり。

執着は小さいうちに捨ててしまいましょう。

【引用元】https://simplelifestyling.com/skill-up/book/how-to-get-rid-of-obsession/【SIMPLE LIFE STYLING】

 

この引用記事をエナベルに置き換えて考えると

私たち利用者は個人個人それぞれ「こだわり」を持って行動しています。

その為には支援者側が相手に対して「こだわり」を「追求」する必要があるわけです(´・ω・)

グループワークのM先生も「こだわり」と「追求」を持って、エナベルのグループワークに取り組んでいます。

では、相手のこだわりを「知る」為にはどうしたらいいでしょうか?

答えは簡単。

相手のこだわりに対して「深掘り質問」「深掘りしたい要求」していけば良いだけです。

例えば

「どういう気持ちで取り組んでいるの?」「その分野のどういったところが好きなの?」

「自分にもアナタの得意な分野を教えてほしいな(^^♪」「アナタの得意な分野である、こういうところを知りたい!」

こういった具体的な行動を支援者側がしてくれると、ちゃんと分かってくれているのだなという承認欲求が満たされるわけです。

また「学ぼう」という姿勢も感じられるので、めちゃくちゃ嬉しいのですよ(笑)

支援者側もこうした行動をされると少なからず嬉しい想いはあるのではないでしょうか?

福祉施設に通っている時点で「社会に認められたい!」って欲求は根本的には同じだと私は感じています。

他の利用者さんと話していても「自分のこだわりを認めてほしい」って想いは言わなくてもなんとなく雰囲気で感じ取れました。

支援者も結局根っこでは私たちと同じ想いを抱えているんだなと親近感も湧きましたし(*´Д`)

グループワークの先生も「立場も年齢も性別も違えど根っこは同じ」と言うくらいですし。

誰か一人でも深掘り行動をしていくと、次第に環境もより良くなっていくと私は実感しています(∩´∀`)∩

 

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