【障害者福祉】ヘルプマークに気付いて! 病気、障害・・・周囲に明示 誕生10年、利用進むも認知度に課題
外見から分かりにくい病気や障害のある人が、周囲に示して助けを求める「ヘルプマーク」。誕生から10年が経過し、全国的に利用が進んでいるが、まだ知らない人も多く、認知度の向上が不可欠だ。
ヘルプマークは心臓や呼吸器などに障害があったり、妊娠初期だったりと、周囲に配慮や助けを求めている人たちが対象。東京都福祉保健局が2012年にマーク入りストラップの配布を始め、現在は全都道府県に普及している。赤地に白い十字とハートのデザインで、洋服やバッグに付けられるようにタグになっている。同様のデザインのカードもある。
県健康福祉政策課によると、県内では17年にカード(縦5・8センチ、横9・6センチ)、昨年10月からはストラップ(縦19センチ、横5・3センチ)を導入。利用希望者は県庁や各保健所、熊本市など協力する37市町村で、身体障害や妊娠、難病など援助や配慮を必要とする状態を無料で申請できる。
県内では3月現在、カードとストラップを合わせて約2万7千枚を配布。山都町商工観光課の甲斐義喜さん(25)は、大学3年時に心臓を動かす筋肉が弱くなる「特発性拡張型心筋症」という難病を発症。同年に補助人工心臓を取り付ける手術をした。その後は、常に人工心臓を制御する装置を入れた重さ2・6キロのバッグを持ち歩き、そこにストラップのヘルプマークを付けている。
マークを付けるようになって、バスの乗車中に座席を譲ってもらったり、難病のことを気に掛けてもらったりすることが増えたという。甲斐さんは「意識を失って倒れる恐れもある病。マークの存在で、すぐに気付いて対処してもらえる可能性が高まるので、安心感がある」と話す。
東京都が21年度に実施したヘルプマークの認知度アンケートでは、35%の人が意味を知らなかった。県健康福祉政策課は「利用者が苦しそうにしていたり、困っていたりする場面を見かけたら、声をかけるなどして配慮してほしい。今後も交通機関や公共施設などで周知に努めたい」としている。
https://nordot.app/925165168506699776?c=62479058578587648:熊本日日新聞より引用
エナベルで就労移行支援を利用しているAです。
健常者側からみれば・・・
障害があると大変だろうし、何かと助けたい気持ちはある。
しかしこのマークの守備範囲がかなり広いのでぱっと見で何の疾患なのかがわからない事も多い。
というような気持ちがあるかもしれません。
「困っているなら助けたいが、どこでどう困るのかがわからない」と困惑する気持ちはよく分かりますが、
助けて欲しいというより・・・ヘルプマークをつけてるから何かしらこの子は障害や病気あるのかな? と思っていただけるだけでいいと思います。
どうしても気になる時は「手が必要でしたらお声かけくださいね」と話しかけるだけでもよいと思います。