【障害者】脳に障害「つらいんです」 30年隠した悩み、職場に告白
高校時代の落下事故が原因で高次脳機能障害となった男性が、約30年間隠し続けた障害を職場に告白、周囲の理解を得て共生の道を歩んでいる。
つくば市の会社員、小川伸一さん(51)。県高次脳機能障害支援センターが会社との調整役になり、仕事しやすい環境の在宅勤務に変えてもらった。
小川さんは見た目では分かりづらい軽度の当事者。日常生活もほぼ支障はない。「少しの配慮があるだけで助かる」と、周囲の理解の大切さを説く。
平日の午後、小川さんは自宅で黙々とパソコン2台に向かっていた。画面には住宅の図面。性能評価員として、建物の性能を審査している。
勤務する建築物確認検査会社「日本ERI」は、自宅から自転車で数分の所にある。
育児や介護などで通勤が困難な従業員のための在宅勤務制度を昨年5月から活用している。出社は週2日間のみ。残り3日は在宅で働く。
小川さんには、記憶障害のほか、一つのことに集中できないなどの注意障害がある。
このため電話の音や話し声が常に響くオフィスの環境は苦手だ。静かな自宅が理想と言える。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200119-00000009-ibaraki-l08 ヤフーニュース/茨城新聞クロスアイから引用
エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギの方のTです。
30年間も職場に隠し続け、健常者と一緒に働いていた小川さん。どれだけ辛かったんでしょう。
軽度とはいえ、脳ですからね…疾患が。
こういう方もごくごく普通に生活を送れるから「見えない障害」を患っているという障害になるんですよね。
少しの配慮があるだけで助かる…それを得るために30年間…。
記憶障害、注意障害…それらを抱えて頑張ってこられたんだなあと思うと相当の努力と忍耐が必要ですよね。
私には到底できません。
今は在宅勤務を増やして頑張ってる小川さん。理想の職場に出会えてよかったですね。