【障害者】知的障害、発達障害者にSNSやLINEの使い方をどのように教えればよいのか【障害者雇用】

スマホの使用は、私たちの生活の中で当たり前のものになってきています。しかし、広く利用されている一方で、使い方については課題が多く見られています。

これまでに聞いたことのあるネットトラブル

静岡大学が昨秋、県内の特別支援学校の教員84人に対して行った調査では、知的障害のある子どもの間でも動画サイト「ユーチューブ」や、ラインなどが広く利用されていることがわかっています。そして、トラブルとしては、「時間のつかいすぎ」「悪口投稿」「悪ふざけ投稿」「金銭使いすぎ」「出会い」「個人情報流出」などがあげられています。

・学校から帰宅後、Youtube を長時間見て過ごす  
・夜中もゲームをして昼夜逆転
・課金で数万円請求された  
・ゲームのやりすぎによる睡眠不足や生活の不規則
・電話や LINE で反応がなかったので、しつこくメールを送る  
・LINE はずし
・LINE で友人の悪口を言う  
・SNS への個人情報の入力  
・SNS での言葉の取り違い
・公共交通機関で写真を撮ってしまう
・性の問題
・仲間内でのグループにあげた動画をタイムラインにのせてしまった
・スクリーンショットでメッセージ内容を他人に見せる

この調査では、スマホという情報機器がコミュニケーションツールとして機能している一方で、相手の状況を推察するのが難しいといった障害の特性に起因するトラブルが少なからず起こっていることが明らかになっています。また、「スクリーンショットでメッセージ内容を他人に見せる」「公共交通機関で写真を撮ってしまう」といった事例も見られました。これらの問題は、プライバシーや個人情報保護などに関する理解が浅いことに基づくトラブルとなっています。

知的障害や発達障害者を雇用する企業でも同様の問題に直面することは少なくありません。今後、情報収集の能力は私たちの生活の中でもっと活用されていくでしょうし、問題が起きるから持たせないということは、時代に逆行していることにつながるでしょう。そのためどのように使えばよいのか、どのような使い方はよくないのかを教える必要があります。

SNS の「上手なつかいかた」を考えよう SNS でのSST

NPO法人「まちなびや」(静岡)が制作した情報モラル教材は、【SNS の「上手なつかいかた」を考えよう SNS でのソーシャルスキルトレーニング】と名づけられたもので、知的障害を抱える特別支援学校高等部の生徒を対象にしたものです。相手の状況を想像するのが苦手とされる学生たちに、インターネットの特徴を理解させ、トラブルを防ぐことを目的としています。

教材のテーマは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上での「写真公開」と「コミュニケーション」の二つで、どちらもワークシートやカードを使って学ぶ形式となっています。SNSで公開していい写真の範囲や、無料通信アプリ「LINE」(ライン)での場面に応じたスタンプの使い方などを学べることができます。

静岡大教育学部の塩田真吾准教授(教育工学)、香野毅教授(特別支援教育)の研究室が開発に協力しています。また、希望があれば静岡大の学生が出張授業をすることも可能とのことです。

問い合わせは、ホームページ【静岡大学教育学部 塩田真吾 研究室】から行えます。

(中略)

スマートフォンは、今や生活に欠かせないツールとなっています。しかし、知的障害者や発達障害者を雇用する企業の中には、SNSやLINE等で社員のトラブルを抱えている企業の話しを耳にすることも珍しくありません。しかし、具体的に本人たちにイメージできるように教えたり、伝えたりすることで、このようなトラブルの多くは回避できると思います。

私が関わっていた企業の中にも、やはり友達とのLINEが原因で睡眠不足になり、仕事に影響する社員がいました。本人の話によると、友達から返事が来たら返さなければならないと思い、夜遅くでもしっかり返事を返していたそうです。そのために仕事中に眠くなってしまうという状況になってしまいました。

また、素直であるがゆえに、個人情報を簡単に教えてしまってトラブルになることもあります。このようなトラブルを防ぐためにも、会社で活躍できる環境を作るためにも、また企業リスクを防ぐためにも最低限のSNSやLINEの使い方を教えることは必要になっていると感じます。社員研修の一環として、このような内容を取り入れるのもよいでしょう。

https://syougaisya-koyou.com/sns-how-to-use-2417/ 障害者雇用ドットコムより引用

 

エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギの方のTです。

障害者、健常者関わらずスマホの普及によってSNSを含めたネットとのお付き合いが問題になってます。

特に障害者の方だと、使い方をどう教えていいのかわからない…という話もあります。

その為に、問題に巻き込まれたりして調子を崩してしまう…という事もあるので、「今の時代はあって当たり前のもの」と考えて、

それに対しての問題、やり方のアプローチをしていかなきゃならないですね。

就職にも今は深くSNSが関わってきてる時代ですから、ちゃんと学ばないと就労の面を考慮しても、きちんと理解しておかないとですね。

個人個人ではどうしても穴だらけになってしまうから、しかるべき人が、そういう機会を作って教えないとですね…。

引用先では高校生用の物が用意されています。わかりやすいから、これを使ってもいいのかもしれません。

私も個人的に気を付けなきゃな…と思ってます。

簡単に一般の個人が情報を発信できる時代、この時代をうまく利用しないと…ですね。

 

 

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