【茨城水戸情報】茨城・高萩市 配布ランドセル紺統一 平等の観点、23年度から
茨城県高萩市は、新小学1年生に配布するランドセルについて、2023年度以降は紺色に統一する。これまで男子は黒色、女子は赤色としてきたが、持続可能な開発目標(SDGs)が掲げるジェンダー平等の観点から変更を決めた。
色の統一は、男女共同参画を推進する市民団体「ハーモニーたかはぎ」と市の担当課による意見交換で、性別でランドセルの色を分けることを疑問視する声が上がったのがきっかけ。
同団体は20年11月、市内の当時小学6年生の児童217人を対象に「ランドセルの色を選べるとしたら何色がいいか」と聞いたアンケートを実施し、黒や紺を希望する声が多かった。これを受け市は、市章など市のイメージカラーが紺のため、紺に統一すると決めた。
アンケートでは「男は黒、女は赤と決めないで好きな色に」「男の子と女の子を区別されて精神的につらい人もいると思う」などの記述もあった。
市は1994年から、新小学1年生の入学祝い、保護者の負担軽減としてランドセルを無償配布してきた。新ランドセルは従来より一回り大きくし、学校で使っているタブレット端末の持ち帰りもしやすくなるという。来年度の新1年生は約180人の見込み。
市教育委員会教育総務課の担当者は「男子、女子(という区別)ではなく個人を尊重していってもらいたい」としている。
こんにちは、エナベルで就労移行支援を利用しているAです。
行政がランドセルの購入が厳しい家庭に対して無料でランドセルを配布することは良いことだと思います。
「平等の為に一色に」が本当に良いと考えているのでしょうか?
「自由に選択できる」で良いのでは?
保護者の負担軽減に繋がることを否定しませんが、子どもには選ぶ自由権利がありますから。
世の中、これだけ多彩な色や柄が広まっている中、あえて紺色一択。
それなら『全20色から選べます』とか、『最大五万円まで補助』などのほうが、よっぽど『平等』な気がします。
子ども側の視点(もっといえば子どもの人権)が全くもって欠落しているとしか思えません。
自分で選択した色のランドセルだから、iPadや教科書で重くひっくり返りそうになっても愛着を持って背負っていくことかなと思います。
それこそが”多様性“ではないでしょうか?