【茨城水戸情報】地に足の着いたRPA化をしている茨城県庁
ITは“お役所事情”を変えられるのか? RPA導入で茨城県庁が明かす「今の課題」と「必要な変化」
【ITmedia エンタープライズ】ソフトウェアロボットを使ってPC上で行われる業務を自動化する技術、RPA(Robotics Process Automation)を導入する自治体が増えている。長時間かけていた業務を自動化するメリットが明らかになる事例は確かに多い。だが、企業の場合と違い、役所でRPA導入を進めようとすると、独特の壁にぶつかることもあるようだ。
茨城県庁では、「これまで“無難に、かつコストをかけたくない分野”だった自治体のICTを変え、戦略的に活用したい」という大井川和彦知事の下、RPAを知ったばかりだったという2018年に早くも実証実験を成功させ、2019年度(2019年4月~2020年3月)には20業務にRPAを導入する決断を下した。その経緯については、ぜひ下の記事を読んでいただきたい。
https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1903/28/news045.html
こんにちは、エナベルで就労支援を受けているОです。
この記事を読んで、すごいなー茨城県庁と思ったのは、大井川知事の旗振りの下RPA化を進めていることだけではないと思うのです。
茨城県庁のICT戦略チームでグループリーダーを務める戸澤雅彦氏
「県庁では、いろいろな業務を経験するため、職員が3年くらいで異動してしまいます。そうすると、業務によっては内容がマニュアル化されていなかったり、同じ業務でも人やセクションによってやり方が違ったりするケースが結構あり、その辺りはほぼ整備されていません。
業務のデータがそもそも電子化されていない場合もあります。行政は文書主義なので、文書で全て記録してあるのは正しいのですが、電子データ化しないうちは、現在県庁で進めているテレワークを含め、ICTの活用にはなじまないでしょう。そうした部分の改善も、今後はセットで進めなければならないと考えています」
菊池氏は「他の自治体の場合、ある程度仕組みを学ぶことで(ロボットを)自分たちで作るケースがあるようですが、それを(庁内の)各担当業者に要求するのは難しい。定型業務を抱えているような部署は、忙しいところが多いので、(RPA導入と新たなスキルの学習を)両方やれ、というのは無理があると思います」
などなど、ただ大井川知事の旗振りでRPA化を良いものだイケイケドンドンで進めるというのではなくRPA化のメリットデメリット、現状の問題点を把握している所だと思います。
ちゃんと地に足の着いたRPA化であり、ただのお題目ではなくちゃんと業務の効率化に向けて課題と目標を見据えているのがすごいと思います。
やはり官僚やお役所の人たちって、ちゃんとした旗振り役がいると優秀なんですね。
そういう旗振り役が表れた茨城県は、県知事ガチャでけっこう当たりをひいたとのではないでしょうか?
がんばっていただきたいものです。
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