【発達障害】発達障害者の私は不器用。プロにメイクを頼んだら素敵な私に出会えた
メイクして下手と落ち込むのではなく、「自分に」ときめきたい
発達障害者には、発達性協調運動障害という症状がある。
どんなものかというと、靴紐が結べなかったり、字をマス目に収められなかったりという健常者が当たり前にできることが出来ない病的な不器用さのことだ。
そのため、私は綺麗にアイラインが引けた試しがない。眉毛も左右非対称になってしまうため、いつも前髪で隠している。
また、感覚過敏という健常者より外部の刺激を過剰に感じる性質があるため、化粧品の香りや塗っているという感覚が異常なまでに苦手だ。
そのうえTPOや自分に合うメイクを理解できない。いやこれは発達障害のせいではなく、ただセンスがないだけかもしれないが。
しかし、メイクは好きだ。動画配信サイトなどでメイク動画を観るのも、デパートのコスメ売り場でデザインがオシャレで色とりどりのコスメを眺めるのも大好きである。
障害者の私だって、メイクしたい。
メイクして下手くそだなと落ち込むのではなく、「わあ!今日の私いつもより素敵!」と自分にときめきたい!
七五三で成人式でプロにメイクしてもらったあの日の喜びを感じたい!
推しのイベントに行く為、プロにヘアメイクをお願いすることにした
過去の思い出を振り返り、私は思いついた。そうだ! 出来ないことは、他人に頼ればいいのだ。プロフェッショナルは、頼るために存在するのだ!
しかし、プロにお願いするということはお金がかかるということだ。障害者賃金は安い。
特に精神障害者は、身体障害者よりも更に安い。そのため、特別な日にプロにお願いすることにした。
推し(ウルトラマンタイガ)と2ショットが撮れるイベントの日、私は早朝から新宿にいた。
ヘアメイクサロンで髪と顔をプロに整えてもらい、少しでも美しい状態で推しと写真を撮るためだ。
すごく緊張していた。ノーメイク、髪も何もしない状態のブサイク丸出しなまま、オシャレな店内と店員に怯んでいた。
しかし、推しに会うためなら、私はなんだってできる。
というか予約取ったのだから、ドタキャンしたらキャンセル料取られちゃう。というわけで、緊張でプチパニックを起こしながら店内に入った。
店員はとても優しく、メイクでかぶれたことはないか、悩みや好みはどんなものかと質問してくれた。
私は美容院には切り抜きを持って行く派なので、今回もこんなメイクと髪型にしてください、と憧れの芸能人の画像を見せた。
やはり、完成形の画像があると作業しやすいらしく、すいすいと進んだ。
やはりプロはすごい。
ファンデーションの塗ってるという感覚が苦手だと伝えておけば、軽い感触のファンデーションを塗ってくれる。
軽いのに、毛穴が消えてしまった。他人の目元にアイラインを真っ直ぐにすいすいと引き、まぶたの肉を挟むことなくグイグイまつ毛を上げていく。
当たり前なんだろうが、眉毛が左右対称に描かれている。
私がやったら、オカメになるチークの工程もプロは血色をよく見せるようにふわっと付けてくれる。
もとがブサイクなのはどうしようもないが、メイクによって、見本にした芸能人の画像に近づいた。本当にすごい!
プロの手にかかれば、クマのようになる涙袋もナチュラルに仕上がった
1番感動したのは、自分でやると不自然極まりなく、すごく酷いクマのようになる涙袋メイクが、ぷっくりナチュラルに仕上がっていたことだ。
「涙袋のある私、いつもよりかわいいー!」と心の中で大騒ぎした。
ヘアセットとメイク合わせて1万円弱。特別な日の為なら、決して高い料金ではないと感じた。本当にプロにメイクしてもらうと気分がいい。最高だ。
この後、いつもより自信を持って推しの隣に並べて、とても楽しい1日を過ごせた。
私の様に障害者ではなくとも、メイクが好きなのに不器用、センスがないという人はお金を払ってプロに頼るのもいいと思う。
女性はみんな自分自身でばっちりメイクが出来るし、出来なければならないなんてことはないのだ。
とはいえ、毎日プロに頼れるような大富豪ではない為、自分でも最低限のメイクができる様に鍛錬はしているつもりだ……。
https://mirror.asahi.com/article/14373140 かがみよががみより引用
エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギのTです。
発達障害の方のメイクのお話です。
私はテキトーメイクで、コスメとかには興味はそんなにないです。コロナ禍でいっそう拍車がかかりました(汗)
不器用なのは発達障害なの?!と素朴な疑問が湧いて調べてみましたが、
「靴ひもがうまく結べない」「つまずくものがないのに、よく転ぶ」など、人並み外れて不器用な子ども、極端に運動の苦手な子どもが小学校のクラスに数人はいます。
これまでは、過保護な育て方や運動不足、練習不足が原因だと思われたり、理由がわからないまま対応に苦慮されたりしていましたが、
実は、このような子どもたちは、発達障害のひとつである「発達性協調運動障害(DCD =Developmental Coordination Disorder)」である可能性が知られるようになりました。
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/124/ ハートネットより引用
…ということで、やはり発達障害なんですね。
私も不器用なんだけどな…。発達障害とは認定されてないので…。この文章を書かれてる方がこの障害を患っているのかは不明ですが…。
話を元に戻します。
このコスメ好きでメイク好きな方は特別な日、推しのイベントの為に、頑張ってプロに頼むという事をしたんですよね。
確かにプロにかかれば「昔のときめいてた頃に戻れる!」と。
メイク動画とか見てるとなんで、この人からこの顔に?!とミラクルがかったメイクもありますし。
そして、この方は「この後、いつもより自信を持って推しの隣に並べて、とても楽しい1日を過ごせた。」と結んでいます。
やはりメイクは大事ですねー。メイク一つで男性も女性になってしまうんですから…。
コスメとかが好きなら尚更だったでしょうね。
障害者でもオシャレがしたい。確かにオシャレはお金がかかるけれど、それでもオシャレはしたいんですよね。
そういう気持ちはわかります。少しは私もオシャレしないとなーと、つくづくその辺テキトーな私は耳が痛い(汗)