【発達障害】家庭環境に問題がなかったのに、なぜアダルトチルドレンになったのか?
親がアルコール依存症やギャンブル依存症であったり、虐待、ネグレクト(育児放棄)といった機能不全家族のもとで育った子どもはアダルトチルドレンになりやすい。
一般的にはこのようにいわれていることが多いと思います。
このように明らかな原因がある場合は、自分がアダルトチルドレンであることを自覚しやすいですし、何を癒せばいいのかが明確です。
しかし、自分の家庭環境においてアダルトチルドレンの原因となるような明らかな問題がなかったとしたらどうでしょう?
なぜ自分がこんなにも生き辛く、死にたい気持ちになるのかわからないのです。
これから自分はどうしたらいいのか、何をすればいいのかが見えてこない為、余計に不安や苦しみに襲われます。
アダルトチルドレンを克服したいと考えているかたは、本を読んだり、カウンセリングを受けたりしながら、なぜ自分がアダルトチルドレンになったのか考えると思います。
そのときのあなたのフォーカスは、「あなたが幼少期に親から何かされたこと」へと向けられるでしょう。
確かに多くの場合、「親に虐待された」「暴力を振るわれた」「ひどいことをいわれた」などあなたが親から何かされたことが原因となっていることが多いです。
しかし、親からこのようなことをされた記憶がないというかたは、なぜアダルトチルドレンになったのでしょうか?
その答えは「何かがなされて生じたトラウマではなく、何もなされなかったことによって生じたトラウマが原因」だからです。
このことを「感情的ネグレクト」といわれています。
子どもは自分のことを親に見てもらったり、話を聞いてもらったり、気持ちを理解してもらいたいという感情があります。
しかし、親がこれらの感情を無視してしまうと、あなたの感情は満たされず、大きな心の傷となって残ってしまうのです。
幼いあなたは、自分には何か悪いところや愛されない部分があるからだ、という風に捉えてしまいます。
そこには親密さがなく、大人になってからも親密なパートナーシップや友情などの関係性を築く方法がわからないままだということになります。
このように「感情的ネグレクト」は何もされなかったことによって生じるトラウマなので、本人にとっても気づきにくいのです。
それは「あなたの見たものではく、あなたの見なかったもの」が本当の原因だからです。
それは、受け取れなかった励ましです。それは、与えられなかった慰めです。それは、提供されなかった愛のある助けです。
それはいわれなかった、愛のこもった言葉です。それは、得られなかった所属感です。それは、到達できなかった理解です。
あなたの親もまた自分の親からそうされてきたので、あなたの親自身も気づいていないのです。
だから、どこかでこの連鎖を食い止める必要があります。あなたが気づかないと今度はあなたの子どもに同じことをしてしまいます。
だからこれを読んでいるあなたがアダルトチルドレンを克服して、この連鎖を断ち切ってほしいなと思っています。
https://by-them.com/424398/2 by themから引用
エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギのTです。
私の親類はアダルトチルドレンの人がいます。もしかして自分もそうなんじゃないかとたまに疑うんですが。
だけど、親類の話を聞いてみると過去にネグレクトに遭ったとか機能不全家族に居たというわけじゃないんですよ。
だけど、しっかりアダルトチルドレンの特性を持っています。ずっとこれが不思議でならなかったのです。
そこでこの引用の記事を読み、はっとなったのです。
「何かがなされて生じたトラウマではなく、何もなされなかったことによって生じたトラウマ」。
まさしくそんな感じです。常にその親類の両親は忙しく働いていて、ネグレクトまではいかないですが、話を聞く機会が少なかったのです。
親が感情を無視して、感情は満たされず、大きな心の傷…なるほどなるほどです。
だから私の親類はアダルトチルドレンなんだと。
人間のココロってなんて繊細で壊れやすいんでしょうね。特に幼児期や多感期は影響大ですよね。
私もこういうことあったのかな?自分ではよくわからないんですけど…かなりわがままで通してきたので(汗)
アダルトチルドレンの方は親もそうされてきた…負の連鎖。どうかアダルトチルドレンの方はこの連鎖を断ち切って欲しいです。
離れてしまった私の親類にもそう願ってやみません。