【引きこもり問題】引きこもりは地域で癒す考え方

自治体が見た「引きこもり家族」の窮状、全国初の専門支援でできること

引きこもりの「8050問題」に
立ち向かう自治体初の試み

 引きこもり長期高齢化に伴う「8050問題」が、ホットな話題になっている。

 8050問題とは、「はち・まる・ごーまる」と読む。80代の親が50代の収入のない子の生活を支えて行き詰まることで、8050問題に近づく「7040世帯」も含めて指すことが多い。特に最近増えているのが、制度の谷間に埋もれた「8050問題支援の先進自治体はどこですか?」というメディアや現場の行政関係者からの問い合わせだ。
 
 そんな“8050問題先進自治体”の1つと言えるのが、2017年4月にいち早く基礎自治体では全国初となる「ひきこもり支援センター」(愛称“ワンタッチ”)を開設した、岡山県総社市だろう。

 この“総社モデル”と呼ばれる取り組みは、市の後押しを受けて、社会福祉協議会の中に「ひきこもり支援センター」の専門相談員2人を配置。相談員が、電話やメール、来所、訪問で無料の相談に応じてきたほか、民生委員らを通じた実態調査や、引きこもる人たちやその家族などが気軽に立ち寄れて安心できる「居場所」づくり、相談員と一緒に本人や家族をサポートする「ひきこもりサポーター養成講座」を開催するなど、それぞれのニーズ合わせた対応をしてきた。

 そんな中で、同センターが最近、必要に迫られて立ち上げたのが「ひきこもり家族会」だ。

https://diamond.jp/articles/-/196124

引きこもりについては、今でも「家族の恥」として、近所どころか親戚間でも隠すようになっているのが現状です。

しかし、それがかえって引きこもっている人自身だけでなく、家族も孤立化させてしまい、閣下的に「8050問題」や「7040問題」と呼ばれる引きこもりの長期化や高齢化を招いてしまっているのです。

そのような背景を受けて、岡山県総社市で作られたのが「引きこもり家族会」です。

家族会は、平日の午後、一軒家を借りて開所された居場所の「ほっとタッチ」で、毎月第3木曜日の午後2時から4時頃まで開かれている。

「最初は会議室で開かれていたのですが、一軒家を借りるようになって、リラックスできる雰囲気なのか、自分のご家族の話を打ち明けてくれるようになりました。『ご近所の人には言えないけど、家族会なら同じ境遇にある家族同士なので、ここで話して帰ると肩の荷が下りた感じがする』と話される80歳代の親御さんもいました」

 また8050問題への対応としては、「地域を巻き込む」ことも重要なキーワードの1つだ。

引きこもりの家族同士が話あい、支援しあう事によって情報交換や心の重荷を解き放つことが、まず大事なのでしょう。

引きこもり問題の一番の問題は、引きこもる人自身ではなく、ますせ家族までが社会から孤立してしまう事あるあると思います。

そこで地域社会で同じような悩みを持つ引きこもり家族会が発足したという動きは大変いい子どだと思います。

「引きこもりは家族だけでは解決せず、地域社会を巻き込んで支援する」ことや「引きこもりは本人だけでなく家族も孤立する」という事を念頭において、これから大きく日本にのしかかっていく8050問題や7040問題を解決する糸口になっていくのではないでしょうか?

 

 

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