【引きこもり】ラブホテル主任から芸人まで…引きこもりから脱出した男たち
「引きこもりの時期に価値があったとは思いません。むしろ、あの時期って無駄だったなぁと思えることも大事かも。引きこもってなくても無駄な時期ってありますし」
そう語るのは芸能事務所タイタンに所属する芸人・ミヤシタガクさん(40歳)。17歳から23歳まで6年間引きこもった経験を持つ。
「子供のころに、兄や父親がテレビの中のドリフに夢中になっている姿を見て衝撃を受けた。あれが芸人に憧れをもったきっかけだった気がします。明確に意識し出したのは中学校のころでしたが、家庭の雰囲気として芸人になることは許されないだろうなと感じ、高2のころからなんとなく引きこもるようになりました。」
その後、学校に行くモチベーションも上がらず、家族と交流する気にもならなくなり、漫然と家で引きこもる日々が続いた。
(中略)
「引きこもって6年目になり、自分でも『これ以上はヤバいかも』というタイミングで、上京を決意し家を出ました。ちょうど同級生が大学を卒業するタイミング。稀に連絡をくれる中高からの友達がいたのですが、今ならその子と組んでお笑いができるかもと思ったんです。親も真っ当な道はあきらめてくれたようで、芸人を志すことを受け入れてくれました」
(中略)
千葉県市川市の「ホテルM」は東京ディズニーリゾートが近いこともあり、月に5000組以上のカップルが訪れる人気のラブホテル。ここで働く船戸光明さん(36歳)も引きこもりを経験後に社会復帰を果たした1人だ。
4年の引きこもりを経て、最初はアルバイトとして入社したが、6年間務めた現在は主任として50名もの従業員を管理をしている。船戸さんが引きこもりになったのは前職で体力的にも精神的にも追い詰められ、医者から「適応障害」の診断を受けたことがきっかけだ。
(中略)
引きこもり中、船戸さんを精神的に助けたのが両親の態度と言葉だった。
「前の会社での多忙さを知っていましたし、自分がなってしまった障害についても理解があったので口うるさくいうことはありませんでした。そういう理解があったのは幸いだったと思います」
焦りがないわけではなかった。引きこもって4年になった頃、アルバイトを始めることを決意。自宅から通える範囲で、初めてでもできる仕事をフリーペーパーで探したところ、見つけたのが「ホテルM」だった。
「やってみてダメだったらやめればいいという気持ちもありました。とはいえ、家族以外の人と話すのも本当に久しぶり。ブランクがあるという負い目もあり、非常に緊張しましたが採用してもらえました」
(中略)
今回、取材に協力してくれたミヤシタさんも船戸さんも共通して「周囲が追い込まないことの大切さ」を語ってくれた。引きこもりの問題について議論することも大切だが、当事者やその家族を追い詰めないような寛容な態度や空気が世間に求められているのかもしれない。
https://news.livedoor.com/article/detail/16941161/ LivedoorNEWSより引用
エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギの方のTです。
引きこもりから脱出した人たちはそれぞれです。環境に恵まれていた人もいますし、自分でこれじゃだめだ!…と引きこもりから脱出した人もいます。
二人の共通は「周囲が追い込まない事の大切さ」…今は事件も起こってしまい、引きこもりというだけでネガティブなイメージが先行しています。
引きこもりの方は、病気を抱えてます。
外に出られないというのも立派な病気だと私は思うのです。
私もインドア派で休みの日とかは引きこもりになりがちですが、ずっと家に居たら狂ってしまいそうです…。
それが何年も続いているわけですから…やはり一種の病気だと。実際何らかの心の病は患ってる方が居るとか。
病を治すのには治療が必要ですが、外に出られない病ですから難しいですよね。
無理矢理外に放り出すのもダメですしね。
世間というものはちょっとマイナスなニュースが流れるとすぐそっちに流れます。
昔よりSNSで個人でも情報発信できる立場になれるから、余計ですね。
その世間がやさしく迎えてくれれば立ち直れる人も増えるかもしれない。
一番辛いのは本人であって、家族も辛いのです。それに追い打ちして傷広げる世間では安心して一歩が踏み出せませんよね。
そこが変わってくれれば…ちょっとでも…と思います。
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