【今日は何の日】6月5日
読者諸兄、いつも拝読ありがとうございます。長尾です。
今から78年前の1942年6月5日。日米間でミッドウェー海戦が行われ、日本海軍の『赤城』『加賀』『蒼龍』『飛龍』の主力正規空母四隻が撃沈されました。
太平洋戦争の分岐点と言われているこの戦いで、日本側は先述の四空母の他、重巡『三隈』を失い、3,057名もの戦死者を出しました。実に痛ましい出来事だと思います。
筆者も日本人です。戦争は悲劇だ、繰り返してはならないと、日本人が戦争を忌避するのは理解できます。ですが、戦争は病気と同じで、発生した原因が必ず存在します。病気を防ぐための方策は、その原因を真に理解し、早期に対処することです。風邪なら風邪薬を服薬し、栄養をつけてしっかり休む。その他重病なら、病巣の摘出手術も必要でしょう。それができるのも、それらの病気の特性をよく知り、対処法を考えるからこそです。ですが、我々日本人は『戦争』の二文字を聞くだけで拒否反応を示し、思考が止まってしまう。
終戦から既に75年。平和というものは、誰かがくれるものではありません。日頃からのたゆまぬ努力によって、我々自身で守り続けるもの。先達から引き継いできた平和の存続を真に願うのであれば、まずは『よく知る』ことこそが必要なのではないでしょうか。