障害者雇用の強みを考えたい
エナベルで働くようになつて三か月目に入りました。
こんにちは、エナベルで就労支援を受けているОです。
私も精神障害者ですが、エナベルで障害者の利用者のみなさんと働くようになって感じたのが、「人間関係がとても優しい」という事です。
私も経験がありますが、障害者というものは手帳を持っているだけでも変な目で見られたり、偏見や差別的な扱いを受けたり、とにかくいろいろイヤな目に遭いやすいのは事実です。
これは日本ばかりでなく、どんな国でも同じなのでしょう。
エナベルで働くようになってから、とても感じたのは、そういったいろいろイヤな目に遭ってきた障害者のみなさん同士は、お互いにできるだけ傷つけあわないようにするためにいつも気を使っているという事です。
そのせいで、びっくりするぐらいエナベルは優しい空間になっています。
私はいろいろな会社でいろいろ働いてきましたが、ここまで人と人がぶつかり合わない職場、お互いに気を使いあえる職場、決して余計なことに踏み込みあわない職場は初めてでした。
そういう意味では、傷つけられることの多い障害者の皆さんは、いろいろと個性がありますが基本的に「自分がいやな思いをしてきたから、相手にもいやな思いをさせたくない」という気持ちや意識が、健常者より強いと思います。
私は思いますが、これは逆に障害者を雇用するにあたっての大きな強みではないでしょうか?
傷つけられていたせいで、気を使えるようになった人が職場にいるだけで、どれだけ職場が穏やかになるか。
もちろん、差別や偏見はよくないのですが、どうしても起こってしまうそういったものを経て、健常者よりもツライ人生を歩んできたからこその、気づかいや優しさ。
これは職場の人間関係を形成する上に置いて大きなアドバンテージだと思いますし、そういった事をむしろ、強みとして評価してくれる経営者、管理職、現場などが増えていけばいいなと思います。
障害者雇用ならではの強み。
私は前向きにこれからも考えていきたいと思います!