深田恭子も診断された「適応障害」…その症状、「うつ病」との違い、復職までの道のりは?

先日、女優の深田恭子さんが適応障害から休養することが報道され、大きな話題となっています。

所属事務所のホリプロからの文書には「私ども所属の女優 深田恭子ですが、昨年春ごろから体調を崩しがちとなり、今月に入り医師より「適応障害」と診断されました。
これにより当面の間 治療を優先し、お仕事をお休みさせていただきます」とあり、7月から出演する予定のフジテレビ系連続ドラマの降板も発表されました。

このニュースで注目を浴びることになった「適応障害」。その気になる症状や、うつ病との違い、治療の進め方まで、産業医の池井佑丞氏が解説します。

 

あなたも決して無視できない「適応障害」
「適応障害」という言葉に耳慣れない方も多いかと思いますが、実は私が身を置いている産業保健の現場にはとても多い、つまりは働いている方にはいつ自分の身に起こってもおかしくない疾患なのです。

実際、人口の2-8%の方が適応障害だといわれています。
メンタル疾患と言えば「うつ病」を思い浮かべる方が多いと思いますが、うつ病と同程度の人数になるのです。

うつ病との大きな違いは、うつ病は慢性的なうつ状態でありその原因やきっかけがわからない場合が多いのに対し、適応障害は特定のストレス要因に反応し、うつ状態が生じる、というところにあります。例えば、職場にストレス要因がある方の場合、自宅でのんびりしている時には症状を感じないということも珍しくありません。

また、ストレス要因に接してから3か月以内に症状が出現するとされているので、適応障害かな? と感じた時には、直近3ヶ月の間に大きな変化などが無かったかを振り返ってみると良いでしょう。

(中略)

今の時期は環境変化が起きやすいので、適応障害も起こりやすい季節のひとつと言えます。

 

どんな症状があるのか?
万が一、適応障害になってしまった時、早期に気づくことができるように、その症状を知っておきましょう。

適応障害では大きく「精神」「身体」「行動」に症状が現れます。

まず、「精神」の障害では、「不安が強くなる」「動悸が起きる」等。

「身体」の障害では、「頭痛」「腹痛」「めまい」「倦怠感」等。

「行動」の障害では、「電車に乗れなくなる」「朝起きれなくなる」等。その他、様々な症状が現れます。

これらの症状のために社会生活に支障をきたす、というところが診断基準にもなっています。
症状が起きてこれまでと同じ生活を送るのが難しくなった時は適応障害が起きているのかもしれないと考えて、早めにクリニックに受診、または産業医に相談をしましょう。

適応障害を放っておくと、徐々にストレスだと感じるものが増えて慢性的にうつ状態となってしまい、そのままうつ病に転化することも多々あります。

適応障害の場合には、ストレス要因から離れれば基本的には症状が6か月以上持続することはないと言われていますが、うつ病の場合には治療にそれ以上の期間を要する場合もありますので、早期の受診はとても大事なことです。 

では、適応障害だと診断されたらどうしたらいいのか。
まずは主治医の先生の治療方針に従うことです。
総じて必要だと言えるのは、ストレス要因と距離を取り、休養をしっかりとるということです(ただし、休養中の暴飲暴食やゲームのやり過ぎはご法度です)。

 

「元の日常生活」に戻ることを目指す
また、適応障害によって休職をされた方の場合は、休養をとって体調の改善が見られたら、「復職」に向けて歩を進めていくことになります。
ファーストステップとしては、休職前の社会生活と同様のリズムでの日常生活を送れる、というところが目標となります。

こちらも問題なく行えるようになったら、「通勤訓練」に進みます。
ここで、いざ電車に乗ろうとしてみると乗ることができない、会社の建物を見ると体調が悪くなってしまう、社内の人とのコミュニケーションがうまく取れない、といったストレス反応が起きてしまうことがありますので、通勤訓練を丁寧に行いながらご自身で回復度合いを確認していきましょう。

ここで難しさを感じたら、焦らず再度休養をとることも大事です。通勤訓練が問題なくクリア出来ればいよいよ復職になります。

復職に際しては、主治医と産業医、双方から可能の判断をもらうということも大事です。
主治医が症状を診て復職可能と診断をしても、産業医が職場環境の状況から、まだ復帰は難しいという判断を行う場合もありますので、体調、環境、ストレスマネジメント全てを整えていきましょう。

(中略)

晴れて職場復帰となってからも、ストレス要因が「完全に」なくなることはなかなか考えられませんので、気持ちの浮き沈みはどうしても出てきてしまいます。
これに関しては、社会生活を送る上ではある程度は仕方のないことですから、「ストレスマネジメント」は復職後の生活において常に意識していっていただきたいと思います。

繁忙期やトラブル等で、一次的にストレス過多になってしまうときがまた来るかもしれないということを頭の片隅に置き、いつでもそれを回避できるイメージ作りをしていただくと良いでしょう。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/83582 マネー現代から引用

 

エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギのTです。

「適応障害」って聞いたことなかったので、どういう障害なんだろう?と思っていました。

休養が必要となる病みたいだから、うつ病とおなじようなもの?…とかと考えていました。

そしたら、引用元にこのような記述が。

うつ病との大きな違いは、うつ病は慢性的なうつ状態でありその原因やきっかけがわからない場合が多いのに対し、適応障害は特定のストレス要因に反応し、うつ状態が生じる、というところにあります。

うつ状態が特定のストレス要因に対して起こるということなんですね。

適応障害だからと放っておくと、徐々にストレスだと感じるものが増えて慢性的にうつ状態となってしまい、そのままうつ病に転化することも多々あります。

うつ病に転化してしまう場合もあるんですね。うつ病になったらなかなか治癒が難しくなりますから、相当厄介なことになります。

うつ病を患っている私が言うのですから…もううつを患って5年以上になりましたが、まだ治ってくれません…。

私は不安障害からうつ病になってしまいましたが、適応障害もそうなんですね…。

適応障害の時期にどうにか治したいですね。

ファーストステップとしては、休職前の社会生活と同様のリズムでの日常生活を送れる、というところが目標。その次は「通勤訓練」に。

ここで難しさを感じたら、焦らず再度休養をとることも大事で、通勤訓練が問題なくクリア出来ればいよいよ復職。

だけど、復職は慎重に。焦ったら元も子もないとのこと。

うーん、うつ病と似ているようで似て非なる存在、「適応障害」。

深田恭子さん、随分メディアに出てましたからね…芸能人というとどこでも見られてしまう立場だから、休まるところがなかったのかな?

なにがストレス要因なのかは不明ですが、焦らず治して元気になって戻ってきて欲しいですね。

彼女と同じ「適応障害」の方も、どうか焦らずにじっくりと治して行って下さいね。

 

 

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