引きこもり長期高齢化で続発する「親子共倒れ」のやり切れぬ現場
引きこもり長期高齢化で続発する「親子共倒れ」のやり切れぬ現場
地域から孤立する親子
「8050問題」の現実
高齢の親と収入のない子の世代の「8050問題」が水面下で進行している。
引きこもり長期高年齢化などによって、「8050」に差しかかる世帯の背景には、周囲への恥ずかしさなどから親が子の存在を隠して、地域の中で孤立しているケースも多い。
https://diamond.jp/articles/-/182610
正直45歳で決して自立しているとは言えない私も他人事でいられないのがこの「8050問題」です。
引きこもりの若者が存在していたがこれが長期化すれば親も高齢となり、収入に関してや介護に関してなどの問題が発生するようになる。これは80代の親と50代の子の親子関係での問題であることから「8050問題」と呼ばれるようになった[1]。
2018年に内閣府は、40歳から59歳までを対象とした初の実態調査を行った。それは従来までは引きこもりの問題は若者特有の問題であるとして調査されていたものの、中高年の実態はどうであるかを把握して支援に役立てるため。そして2018年度の予算案に調査費として2000万円を計上した[1]。
この問題は日本で一番人口の多い就職氷河期を直撃している問題なので、今後ますます深刻になっていくと思います。
特に就職氷河期は、社会に出ようとしても雇用がなかったり、リーマンショックでリストラされたりなどで引きこもりになってしまった人も多く、社会に対する不信感は根深いです。
「行政は、長期化を防ぐには医療も使えるみたいな講演会には熱心ですが、地域で皆さんが目にしている新聞やテレビ、情報を集められる社協や民生委員などを活用できていない。どこに相談に行けばいいのかわかりません。生活困窮者の窓口も、年金で暮らしている家庭は、相談に行かないですよね。でも、親は困ってるんですって訴えれば行政も動いてくれるんですよ。行政にしっかり窓口をつくってもらうには、国の法律が要るんでしょうか?」
行政に言っても行政の対応が悪くて相談に乗ってもらえなかったという人も多かったですね。
こういう部分でまず窓口をしっかり整備するのを、雇用が多くなっている今のうちにやっておかないと、大変なことになると思います。