平成生まれの「職場がつらい」
平成生まれの「職場がつらい」 変わる価値観と職場環境の狭間で
平成の30年は、バブル崩壊後、年功序列や終身雇用が保障されなくなり“働き方”が激変した時代。一方で、依然として残る古い組織風土に苦しんでいるのが、若い世代です。番組には「みんなも頑張っているから頑張れと言われるのが苦痛」「人手不足で誰にも相談できない」など切実な声が寄せられています。働く側と雇用の両面から、未来へのヒントを探ります。
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/172/
平成生まれではなく、昭和生まれのオジサンですが、就職氷河期で職場には苦労している世代です。
終身雇用という神話が崩れてもう30年が経過していますが、未だに日本社会も企業も「終身雇用前提の人使い」がまかり通っているのが現状です。
例えば残業や消化できない
よく考えたら就業時間以降や有給休暇が取れずに仕事をさせるというのは、「会社が最後まで面倒をみる」という前提でなりたっていたからできたことではないでしょうか?
無理なスケジュールで仕事をさせて健康を崩しても会社は面倒をみてくれない。
ところが今の会社は簡単に人を解雇したり、非正規で雇おうとしたりします。
「最後まで面倒をみる」という前提が崩れているのに労働者を無理に使おうとするというのは明らかに片手落ちと言えるでしょう。
終身雇用神話が崩壊しているからこそ、雇用者側は労働者たちのケアをしなければならないという、アタリマエのことができていないのが日本社会と企業と言えるでしょう。
人手不足が深刻なのに若者たちが誰にも相談できずに、みすみす仕事に対するモチベーションを崩していくとうのは、社会にとっての緩慢な自殺とも言えることです。
こういうケアを考えていない企業はこれから淘汰されていくべきだと思います。