ブログを毎日投稿するコツ
こんにちは、エナベルで就労支援を受けているOです。
実は私、元々はフリーライターとして東京で20年ほど働いておりまして、恥ずかしながら10冊ほどの自著も出していたりします。
そんな私の老婆心というか、多少はプロの現場で物書きとして働いてきた経験から、ブログを毎日書く、というかコンスタントに文章を書き続けてるコツをお教えしたいと思います。
よく、国語の先生とか文章書き方教室の講師とかが、「小さな物事でも気が付いてネタにする」というような事を言って、日常での「気づき」を重視するようなことを言ってしますが、大間違いです。
そんな日常でいちいち「気づき」を大切にしていたら、疲れてしまいますし、人間ですから「気づき」を得るにも限界があります。ようするにネタが見つからなくて行き詰ります。
実は「気づき」などというものは必要ではないのです。
ネタを探すことなどないのです。
大事なのはネタがなくても書くことです。
なんでもいいんですよ。
たとえば「今日はマクドナルドでロコモコバーガーを食べた」という一行があります。
なんでもないのですが、物書きというのはこういうなんでもない事を膨らませるのが本当の磨くべきことなのです。
「今日はマクドナルドでロコモコバーガーを食べた」を書けば「ロコモコといえばハワイの名物ですが、昔私はハワイに行ったことがありまして」と旅行の思い出話に繋げることができたり、「ロコモコバーガーといってもこれって結局月見バーガーのソースが変わっただけだよね」と毒舌風にすることもできます。
要はネタ探しではなく、なんでもいいから一行を繋げて、膨らませてしまえばいいのです。
くそつまらないと自分では思っていても、とりあえずは書く!
書いてしまえば、あとは、もう適当に文章を長くしていけばいいのです。面白いか面白くないかは判断するのは読者ですし、ネットにはいろんな読者がいますから、そのうちいくつかにツボにハマルかもしれません。
それでいいんですよ、ブログなんてものは。
テキトーなネタをテキトーに引き延ばす技術。
それが20年間フリーライターをやっていて、わかったことなのでした。
あと、読者は自分が「薄い」と思っているぐらいの内容がちょうどよくて、自分では普通と思った内容にはついてきてくれなかったりするので、内容は自分では薄いと思うぐらいでちょうどいいと思います。
そんなわけでプロが語るプロらしくないブログ講座でありました。