ニートや引きこもりの就農支援に補助 農水省
生活困窮者
ニートや引きこもりの就農支援に補助 農水省
https://mainichi.jp/articles/20180901/k00/00e/040/279000c
ニートや引きこもりなど就業経験に乏しい生活困窮者の農業分野への就労を進める事業について、農林水産省は2019年度から、施設整備や研修などの費用を補助する。農作業を通じた就労意欲の向上と、農業の担い手不足への対策という、福祉・農業の両面から効果を狙う。
どうも、こういうニートや就労経験にとぼしい人たちへの就労支援の話になると、「ニートは怠けていたんだから重労働させろ」「ニートに人手不足の林業、農業をさせろ」とか、いわゆるシバキ系の論調になりがちです。
こんにちは、エナベルで就労支援を受けているОです。
しかし、それで解決になるでしょうか?
結果としては、余計にそういう人たちが働く気持ちを失うだけになると思いますし、人手不足の分野でもやる気のない人が回されてしまうだけになるでしょう。
障害者への就労支援も同じですが、まず「定期的に通って働く」という習慣のない人にとっては、「外に出る」、「定期的にどこかへ通う」時点で大変なものです。
まずは、軽い作業や仕事がなくても「定期的に通う」ところからリハビリをして、少しずつ通う事に慣れさせてから仕事はさせるべきだと思います。
そうして定期的に通う事に慣れてから仕事をさせるようにしていき、徐々に社会復帰させる体制をすべきではないでしょうか?
というと「なんでニートや怠け者にそこまでしなくてはならないんだ!」と吹き上がる人が必ず出ますが、答えは簡単で「日本は人口減少で人手が足りないからですよ」というだけの話です。
今まで社会参加していない人でも、手間と時間をかけて、社会参加をしてもらわなくてはならない時代になっていきますし、そのための労力や時間は未来への投資となります。
「働くことは別に負けではないよ」
という環境を整備することは、今働いている人たちの負担を軽減することににもなりますし、長い目でみれば社会全体の労働環境を整備することにもつながります。
本当、「ニートは重労働させて鍛えろ」系の、「せっかちで何もかも台無しにする」論調は、百害あって一利なしですので、やめてもらいたいものですね……。