【障害者雇用】職場の心身を守る「産業医」さんとは?
春がやってきた!ヾ(≧▽≦)ノ
と、思ったら急に気温が下がって体が狂いそうですよ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
うっかり猫さんの頭の上にてるてる坊主代わりの唐辛子吊るしちゃいそう( ^ω^)・・・
どうも、就労移行支援を受けているMです。
ここの記事で「産業医」という言葉はチラホラ書いていましたが、そういえば詳しく書いてないよなーと思いまして
今回は産業医について書いていきたいと思います。
産業医とは?面談でメンタルの不調を相談できる?産業医の先生に聞いてみた
産業医は働く人の心身の健康や、職場全体の安全・健康の増進を担う医師です。
産業医には体の病気や怪我だけでなく、精神的な不調についても「産業医面談」という形で相談することができます。
産業医との面談では、何を相談ができるのでしょうか。
また、ストレスを感じている社員に対してどのようなサポートをしてくれるのでしょうか。
実際に産業医の先生に聞いてみました!
産業医とは
産業医は、従業員が健康で快適な環境のもとで仕事ができるよう、専門的な立場から従業員・事業者(会社)の双方に助言や指導を行う医師です。
その仕事内容は、さまざまです。
例えば、健康診断の実施や健康指導、ストレスチェックの実施やストレスの高い人への面談、医療機関の紹介などがあります。
産業医面談で、相談できること
──ストレスを感じている人や、メンタル面の不調を感じている人に対して、産業医の先生はどのようなサポートをしてくれるのでしょうか?
ご本人との面談を通して体調を確認しつつ、会社にも働きかけながら業務調整や休職・復職支援などのサポートをします。
産業医は主治医のような診断や治療は基本的に行わないので、それらが必要だと判断した場合には、心療内科や精神科などの医療機関をご紹介することになります。
休職や業務調整の必要に応じて、主治医に診断書を発行をしてもらうように依頼することもあります。
──産業医の先生に相談したいと思ったときは、すぐに対応してもらえるのでしょうか?
これは、その会社の産業医が「専属」か「嘱託」かによって変わってきます。
1事業所に1000人以上の従業員がいるときは専属の産業医を置かなければならないと法律で定められていますが、それ以下の事業所については嘱託の場合がほとんどでしょう。
嘱託の産業医は限られた時間のなかで多岐にわたる業務を行っているので、どうしてもタイムリーに相談するのが難しい場合もあります。
産業医のサポート①:上司や人事労務と連携して、本人の業務調整を行う
──仕事量や業務内容が不調の原因になっており業務調整が必要な場合、産業医はどのようにサポートしてくれるのでしょうか?
本人と面談をして業務調整の必要なポイントを考えたうえで、上司や人事労務に「意見書」というものを提出します。
これは例えば残業や出張の禁止、配置転換など、不調のある人に対して業務上必要な配慮をまとめたものです。
上司や人事労務は意見書の内容に基づいて、本人と話し合いながら業務調整を行います。
持っている業務は100人いれば100人それぞれで違うので、一律に対応を決めるのではなく個別に話し合うことが必要ですね。
これは管理監督者、つまり部下の業務の管理をしている上司がやらないといけないことです。
──産業医の先生との面談内容というのは、上司や人事労務の担当者に必ず共有されるのでしょうか?相談に来る人の中には、上司や周りの人に知られたくないという人もいると思うのですが…
基本的に就業上の配慮を要するときには職場の理解とサポートを得ないといけないので、面談の内容を共有する必要があります。
とはいえ基本的に、「面談の内容を共有するかどうか」「どの範囲まで共有するか」は本人の同意を得たうえで決めていきます。
産業医のサポート②:治療のための休職〜復職をサポートする
──休職や復職という場面で、産業医の先生はどのようにサポートしてくれるのでしょうか?
まず休養が必要との診断書が主治医から出たときは、やはりしっかり療養していただくことが重要です。
このとき必要に応じてご本人の心身の不調の状態を面談で確認しますが、産業医の存在が重要になってくるのは復職のタイミングです。
復職のときは原則として主治医の「職場復帰が可能である」という旨の診断書が必要です。
産業医はそれを受けて主治医と情報を共有しながら、職場復帰の支援を進めていきます。
正式な復帰可否の判断は会社が行いますが、このとき産業医は業務上必要な配慮などを意見書としてまとめ、会社側にしっかり実行するよう働きかけます。
ご本人が復帰した後は再び体調が悪化しないよう、主治医や会社と連携しつつ、勤務状況や治療状況などを確認しながら面談や業務調整などのフォローアップを続けていきます。
──主治医と産業医の目的や役割はどう違うのでしょうか?
主治医は、診断と治療などの医療的サポートをします。
一方で産業医は、主治医と連携しながら本人の病状を理解した上で、業務上の配慮や環境調整などを行うよう上司や人事労務担当者へ働きかけます。
つまり、主治医は「医療的なサポート」、産業医は「職場でのサポート」をそれぞれ担うということになります。
(中略)
主治医よりも産業医のほうが職場の情報を持っています。
産業医は企業の中にいるので、不調のある人のサポートをするとき上司や人事と連携ができる点がメリットですね。
【引用元】https://snabi.jp/article/237【LITALICOワークス】
障害者雇用での一般就労を考える方々で「産業医」の存在を知らないって方はおそらくたくさんいるだろうと思います(´゚д゚`)
それどころか、就労支援の支援者が知らないってケースもあり得ます(笑)
私の場合、幸いにも以前最初に勤務していた会社で存在を知り、就労支援を利用していく中でデイケアで初めて産業医の役割を知っていきました(笑)
特に精神障害を持つ方、発達障害を持つ方は一般就労を考える際に産業医の存在は最重要選択肢となるでしょう。
産業医は企業にいるからこそ、主治医では知り得ないストレスを知り尽くしています。
企業選びの一つの基準として就労支援の支援者とも共有しておくことも必要だと思います。
障害者雇用での就労の際、企業面接で産業医がいるかどうか、産業医は専属か嘱託かをよく確認しておきましょう(*´Д`)
産業医は障害者雇用における働き方にはありがたい存在です。
遠慮なく頼ってみると良いと思います!ヾ(≧▽≦)ノ