【障害者雇用】働き手と企業の幸せな関係とは?

建前抜きの障がい者雇用――働き手と企業の幸せな関係とは?
創意工夫で仕事をつくる

監督する側であるはずの霞が関で、障がい者の偽装雇用が大量に行われていた─。

 実は、この事件が発覚する前に、以下で紹介する、自社内では仕事がないため、ハウス野菜の生産現場で障がい者に働いてもらい、企業としては障がい者雇用の受け皿を確保するというモデルについて、厚生労働省に意見を求めたことがある。すると、障がい者雇用の元締めである障害者雇用対策課の担当者からこのようなコメントが返ってきた。

 「障がい者の雇用の場はあくまで、その企業の中で見つけてほしい。障がい者の雇用を進めるための仕事をサポートする制度などもあるので、こうした制度を活用して、企業や工場の中で働ける場を見つけるのが望ましい」として、社外の自社から離れたところで雇用する形態をあまり評価はしていないようだった。

しかし、足元では仕事をつくる努力さえ放棄した揚げ句、障がい者の雇用数を水増ししていたのである。

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/15112

今も「障害者雇用」というと、「国が雇用枠を定めているから仕方なく雇っているんだ」と考えている人や企業は多いと思います。

しかし、ITや機械やロボットの発達などで、障害者をサポートする機器はここ20年でも飛躍的に進歩を遂げました。

また、障害者にも身体・知的・精神などがあり、その中でもさらに程度や障害の部位などで様々です。

これを「障害者枠」として大雑把な枠でくくってしまう今までが乱暴すぎたのだと思います。

この記事の中では水耕栽培の農業センターで働く人や社内カフェで働く人の例が出ています。

極論かもしれませんが、人間は誰しも得手不得手があると思います。障害者というのは、その得手不得手が少し大きいだけなのではないでしょうか?

うまく得意な仕事や個性を活かしたをマッチングさせて、仕事に繋げるというのは、何も障害者に限ったことではないと思います。

人使いに工夫が必要なのはどんな企業でも同じです。

障害者だけでなく、普通の人もうまく能力や個性に合った仕事をマッチングさせねばならないのは、これから人手不足になっていく日本においては絶対必要な企業のスキルだと思います。

逆に言えば障害者は国や福祉などのサポートが受けられるだけ、うまくマッチングすることができれば、企業にとってもメリットはきっと大きいのだと思います。

ですから、「障害者に上手仕事をさせることが出来る」企業や組織というのは、「健常者にとっても働きやすい職場にすることが出来るスキルを持った」企業や組織であるということではないでしょうか?

障害者雇用の問題は、別に障害者に限った事ではないのです。

これから人手不足になっていく日本において、「上手に人を使えるかどうか?」という当たり前の企業スキルが必要になってくるという話になるのです。

「障害者を上手く働かせられない企業が健常者にうまく仕事をマッチングるの?」という働く側の指針になっていけば、障害者にとっても健常者にとっても働きやすい環境のできる社会への第一歩になっていくと思います。

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