【障害者雇用】「農福連携」を「新たな奴隷制度」にしないために
農業を障害者雇用の場に 政府が推進会議設置へ
【日本経済新聞】吉川貴盛農相は5日の閣議後の記者会見で、農業を障害者の働く場に生かす「農福連携」について、省庁横断の推進会議を設置すると発表した。菅義偉官房長官を議長、吉川農相と根本匠厚生労働相を副議長に据え、各省の関係者が必要な施策を話し合う。吉川農相は「全国各地でさらに(農福連携が)進んでいくようにしたい」としている。
設置するのは「農福連携等推進会議」。4月下旬から5月にかけて会合を開き、5月中に必要な施策や政府の取り組み方針をまとめる。農福連携は障害者が活躍する機会の拡大につながるだけでなく、高齢化が進む農業現場で新しい働き手の確保が進むという利点がある。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43369080V00C19A4000000/
「農福連携」はいいですし、障害者に働く場が増えるのは良いと思います。
しかし、障害者雇用のための環境整備や「障害者を安く気こき使える人手」として扱われないか? が心配です。
こういう部分で外国人研修制度を悪用した企業が続出したのはご存知の通りです。
障害者をあるい言葉かもしれませんがあえて強く言わせていただくと「外国人研修生に代わる奴隷として障害者を雇用する」という企業が必ず現れると思います。
事実、私も同様な意識で障害者雇用を使っていた会社にいた事がありますし、そういう企業は枚挙にいとまがないでしょう。
「農福連携」の美名の下、「新しい奴隷制度」にならないか? 厳しい目で監視する機関や制度の整備がまず必要だと思います。