【障害者福祉】車いすでアウトドア
どうも、就労移行支援を受けているMです。
福祉関係のニュース記事、最近ユニークなものが目に入ってきます( *´艸`)
車いすでアウトドア 「ユニバーサルツーリズム」NPO拠点作り
兵庫県豊岡市のNPO法人が、障害者も高齢者も誰でも旅を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」の拠点作りを進めている。
山海の自然に恵まれた但馬地域に合わせて水陸両用のアウトドア用車いすを導入。
神戸、姫路などに続くサービス拠点を目指している。
ユニバーサルツーリズムの対象は「高齢者、障害者、乳幼児ら国内人口の3分の1に達する」と、観光庁も旗を振る。【浜本年弘】
◇旅の楽しさ、誰にでも
同県香美町の山間部、ハチ北高原スキー場に近い「たじま高原植物園」(香美町村岡区和池(わち))で11日、三輪のアウトドア用車いす「ヒッポキャンプ」の体験会があった。
主催は但馬各地で障害者の就労支援に取り組む豊岡市元町のNPO法人「ぷろじぇくとPlus(プラス)」。
2016年の設立後、城崎温泉のユニバーサルマップ作りなどに取り組み、アウトドア用車いすは21年、コープこうべの助成金を活用して購入した。
タイヤは前輪が幅13センチ、前後のタイヤの軸間は1メートル。
通常の車いすより軽く、坂道も段差も登りやすい。
砂浜も走行できる。20年9月には「日本の渚百選」の一つ豊岡市竹野町の竹野浜でライフジャケットを着て、乗ったまま海に入る体験会も開いた。
(中略)
植物園での体験会前、プラス代表理事の衣川勝海(かつみ)さん(46)らは鳥取との県境の山々で、この車いすでの登山にも挑んだ。
標高1510メートルの氷ノ山は険しく断念し、標高1310メートルの扇ノ山は荒れた登山道に苦戦しながら頂上近くまで迫った。
衣川さんは「無理だと思っていたことが、どこまでできるようになるのか。可能性を広げたかった」と語る。サービスを探る途上でもある。
それでもプラスがユニバーサルツーリズムに向かう理由は何か。国の先進・優良事例に登場する「神戸ユニバーサルツーリズムセンター」(神戸市中央区)のセンター長、野見朋子さん(47)は「障害者、高齢者の旅にはきめ細やかな段取りが必要になる。プラスは福祉の経験を積んでいるので、福祉の視点と合わせて観光サービスができる」と指摘。
「地域経済として回るように行政や観光業界と連携する動きになってほしい」と期待する。
◇コロナ下、需要注目
衣川さんは、災害弱者に配慮した観光地、宿泊施設が増えれば「魅力的なまちに見えるはず」なので定住促進にもつながるとみる。
植物園や登山に同行した豊岡市の芸術文化観光専門職大の助教、中村敏(さとし)さん(34)も研究対象のユニバーサルツーリズムとまちづくりの関連を説く。
但馬県民局が20年にまとめた但馬の高齢化予想では人口が減る一方、65歳以上の高齢化率は30年42%、40年48%、そして50年には53%になる。
「年齢を重ねると大なり小なり足腰が弱る。住んでよし、訪ねてよしのため、今から投資をしてユニバーサルツーリズムを育てる必要がある」と強調する。
拠点開設には旅程を組み立て、宿泊・観光先を開拓する人材が不可欠とされ、プラスの課題でもある。
しかし、コロナ禍でインバウンド(訪日外国人客)に過度に期待する危うさも露見した。
「今こそユニバーサルツーリズムの出番ではないか」。
衣川さんはそう考え取り組みを進める。
【引用元】https://news.yahoo.co.jp/articles/f843fb734f3ca0de7f5ce31e9fc9f274467c0b09【Yahoo!ニュース】
ネット記事でNPO法人に関する記事はよく見かけるんですけど、本当に色々手を尽くしてくれてるんだなぁと思います。
車いすだから山を楽しめないことは当事者にとっては寂しいものですよね(´・ω・`)
アウトドア用車いすの開発は車いすの方にとってはありがたい代物ですよね(*‘∀‘)
ほんの少しの些細な支援で自分の可能性に気付くことって色々あります。
障害者、健常者問わず、誰もが楽しめる娯楽がどんどん増えてくれる動きが出てくると良いですね(^^♪