【障害者福祉】人と接することで誰にでもなり得る「ヤマアラシのジレンマ」にご注意を【人間関係】

どうも、就労移行支援を受けているMです。

皆さん

「ヤマアラシのジレンマ」

という心理学用語をご存知でしょうか?

私はつい最近まで知らなかったのですが、心理カウンセラー・ラッキーさんの動画から知りました。

どうやら、人間関係では陥りやすい甘い罠でもあるそうです( ゚Д゚)

特に障害者と密接に関わる福祉関係者は頭に入れておくと吉かもしれません。

ヤマアラシのジレンマとは? 意味や解決法を心理学で解説

「ヤマアラシのジレンマ」という言葉を聞いたことはありますか? 

映画化もされた人気アニメ『エヴァンゲリオン』で取り上げられたことがきっかけでこの言葉を知った人もいるかもしれません。

ヤマアラシのジレンマとは、相手に近づきたいけれど、近づきすぎるとお互い傷つけ合ってしまう……そんなジレンマのことを言います。

恋愛や人間関係において、どうすれば相手と心地良い距離感を保つことができるのでしょうか? 

今回は、ヤマアラシのジレンマについて意味や解決法を心理学的に解説します。

ヤマアラシのジレンマとは?

そもそもジレンマとは、2つの相反する事柄の板挟みになることを指します。

2つの選択肢のうちどちらを選んでも難点があって決断に困ること、意見や方向性の異なるものの間で板挟みになって悩むことをジレンマと言います。

ジレンマの中には、ヤマアラシのジレンマ・囚人のジレンマ・イノベーションのジレンマという代表的な3つの事例があります。

中でも「ヤマアラシのジレンマ」とは、ヤマアラシは寄り添って体を温めたいけれども、お互いの針毛が刺さってしまって近づけないというジレンマのこと。

元は哲学者の寓話(ぐうわ)で、同じように針毛を持つ「ハリネズミのジレンマ」として使われることもあります。

人間関係においても、距離が近くなりすぎるとお互いを傷つけ合うことがあります。

そうした葛藤を表す言葉として、心理学でよく用いられます。

ヤマアラシのジレンマの具体例

例えば、好きな人との距離を近づけたいけれど、自分や相手が傷つくのが怖い、今の関係を壊すのが怖いなどと考え、うまく近づけないことがあります。

また、距離が近づいて恋人関係になると、相手への期待や要求が大きくなってけんかが増え、別れたり復縁したりを繰り返す場合もあります。

近づいて失うのが怖くて友達から恋人に発展しにくい、人と一緒にいたいけれど気を使うのに疲れてしまうので1人を選びやすいなど、他人との距離感に対するジレンマのことを言います。

ヤマアラシのジレンマへの解決法

人間関係では、「相手を傷つけたくない」「自分が傷つきたくない」という気持ちが2人の距離の障害になりやすいものです。

「相手を傷つけたくない」と思うタイプの方は、「相手に良い影響を与えられる存在」と自分の素晴らしさを認めていきましょう。

そして、「きっとこう思われる」と自分1人で決めてしまわずに、相手と本音でコミュニケーションを取ってみましょう。

「自分が傷つきたくない」と思いやすいタイプの方は、過去の経験から「人は私を傷つける」という誤解があるのかも。

目の前にいる相手のことを理解しようと思ってコミュニケーションを取れば、相手の善意や愛情に気づけるかもしれません。

関係を深めたいなら、何もしないで後悔するよりは、勇気を出して関わってみましょう。

近づいたり離れたりすることで、心地良い距離感が見つかる

なお、ヤマアラシのジレンマの話には続きがあります。

くっついたり離れたりを繰り返した結果、最終的にはお互いに心地良い距離を見つけていくのです。

実際に、ヤマアラシは適度な距離感で密集することが確認されています。

つまり、恋愛や人間関係においても同じように、試行錯誤を繰り返すことで2人にとって心地良い距離感が見つかるはずです。

【引用元】https://woman.mynavi.jp/article/210702-4/【マイナビウーマン】

日頃、福祉系のネットニュースを見ていて「支援業と障害者の信頼関係って何故こんなに薄くなりがちなんだろう?」

と、不思議に思っていました。

エナベルでも時々見かけていた光景ですが、恐らくこの現象が日常的に起きていたのではないかというのが私の考えです。

狭く深く人と関わることが多かった私は試行錯誤の過程でかなり悩んでいたのかなぁと今では思います。

むしろ、試行錯誤して距離を縮めることはあながち間違っていなかったって心理学上で科学的に証明されていたことが分かって、悩んで当然のことだとしっくり来ました(笑)

試行錯誤の末に深い信頼関係が出来上がる。それが人間関係の本質なのではないでしょうか。

これを公共の場で教えてくれる方々って非常に少ないなぁと感じています(´・ω・`)

グループワークでも「人間の本質」について教わる場が無いよね、と先生とよく話していました。

悩み多き精神障害を持っている方々もきっとこれで重く悩んでいる方が多数でしょう。

私から見ると試行錯誤を繰り返していって信頼関係を築き上げている途中だなと感じます(*´ω`)

「ヤマアラシのジレンマ」の一番の良薬は

自分の本心と向き合って「本音」を言えるようになること、「対等」に相手としっかり向き合うこと、「欲求」を口に出せること

だと私は思います(^O^)/

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