【障害者】自力で避難できない障害者 いますぐできる備え

大災害が起きたとき、あなたはどうしますか。障害者や寝たきりの高齢者など、自力で避難が難しい人たち1,800人を対象にアンケートを行ったところ、「自分では何もできない」「避難をあきらめている」などの声が数多く寄せられました。支援が必要な障害のある人たち。あきらめを希望に変えるために、いま、一人一人にできることを考えていきます。

安全な場所に逃げるために

まずは、災害が発生したときにどのようにして安全な場所に逃げたらいいのか。
大きなポイントは以下の3つです。
① 避難場所を決める
② どうやって移動する?
③ 支援者を探す

自分の地域でどのような災害が起こりやすいかを知る。そのうえで、どこに避難するかを決めます。
自治体にはそれぞれ指定避難所があり、場所とそこまでのルートを調べておきます。

指定避難所の場所とルートが確認できたら、次のポイントが「どのように移動するか」です。
防災推進専門員の村野さんは「避難所に自力で歩いて行くのが難しい場合、周りの高齢者の方がどのようにしようと思っているか聞いておくことも、災害時の参考になるのでは」とアドバイスします。

さらに地域の自治会長さんや民生委員に相談したり、行政の要支援者名簿に登録することで、新たな支援者につながる可能性もあります。ほかには、防災訓練などの地域のオープンなイベントに参加するのも知人を増やす機会です。

アンケートでは、「災害時要支援者名簿に登録を希望したものの、具体的にどのような支援につながるかが分からない」という人が多数いました。分からない場合は自治体に連絡をして、具体的にどんな支援が受けられるのか聞いてみましょう。
待っているだけではなく、地域の人に自分の存在を知ってもらうため、自分から発信すること。隣近所の人とふだんから挨拶したり、声を掛け合ったりすることで、災害時の支援者を増やすことにつながるのです。

避難生活を生き延びるために

大災害時には、実際に避難した後も困難が続く場合があります。
次に考えたいことは、いかにして「避難生活を生き延びるか」です。
大きなポイントは以下の3つです。
① 避難所で生活できる?
② 福祉避難所を調べる
③ 私にとって必要なもの

最初のポイントは「避難所で生活できる?」。
村野さんは、避難所はバリアフリーになっていること、さまざまな障害のある人に対応できるような個室があること、視覚障害や聴覚障害のある人が情報格差にあわないように、情報がきちんと提供されていることが重要だと指摘。
そして障害のある人は周りに迷惑をかけてしまうのではないかと過度に遠慮せず、避難所は「自分たちの命と暮らしを守るためにみんなでそこを運営していく」という意識をふだんから持ち、災害時にはお互いに助け合う気持ちが大切だと言います。

2つ目のポイント「福祉避難所を調べる」。
福祉避難所は、一般の避難所では過ごすことが困難な、高齢者や障害者など、災害時に特別な支援が必要な人たち(要援護者)に配慮した避難施設です。一般の避難所とは違い、災害が起きるまでは公表されていないケースもありますが「地域はどこに福祉避難所を設置することを想定しているのか」「どんな障害に対応しているのか?」「実際にどのような配慮をしてもらえるのか」など、前もって調べておく必要があります。
「いま、福祉避難所に指定されている多くは、福祉施設高齢者施設などです。そこには入所者の方がいらっしゃったりもします。前もってそこがi行ける場所かどうかを確認する必要があると思います。」(村野さん)

最後のポイントは「私にとって必要なもの」。
薬や福祉機器なども、もちろん大切ですが、自分ならではの「必要なもの」を考えておくことが大切です。たとえば知的障害や発達障害のある人は、避難所や被災時の状況が理解できないことがあるため、心を癒やすおもちゃや漫画などをいざという時に持って行けるようにしておく、などが挙げられます。

https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/101/ NHKハートネット福祉情報総合サイトより引用

 

エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギの方のTです。

大型の台風が近づいているので、調べてみました。障害者は災害弱者です。なかなか一人では動けない障害者。支援者もどうやって探していいのかわからない中、
東日本大震災では、亡くなった人の6割以上が60歳以上の高齢者で、さらに障害のある人の死亡率は、住民全体の2倍だったことが分かっているそうです。(https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/10/(NHKハートネット福祉情報総合サイトより)こんな悲劇を繰り返さないようにと、国でも法を作り、自治体等でもあれこれ手を打っているようですが、なかなか難しいようです。

なので、自分で出来るいざという時の対応…について、調べて書いてみました。うーん、これを見ると、いきなりは難しいですね。普段からの近所づきあいやら、自分の努力が必要ですね。

私もいざとなったら逃げる場所はわかってはいますが、バリアフリーとは全く程遠いところです。数年前は逃げられたけど、今、障害を患っていて一人暮らしという状況で、
近所に知り合いもいないという割とよろしくない状況で逃げ切れるのか心配でなりません。

いつ災害が起こってもいいように準備を怠らない事は大切なことだとは思いますが、障害持ちで一人暮らしだとなかなか…。

今回の台風、無事に過ぎてくれればいいのですが…。

Follow me!

  • X

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です