【障害者】ヘルプマークをつけて外出してみたら
ヘルプマークを“お守り”に外出
四国地方に住む50代の女性で、うつやパニック障害の症状があります。
パニック障害とは、電車に乗っているときや人混みの中を歩いているときなどに、突然強い不安に襲われ、動悸がしたり息苦しくなったりするもので、お話を聞いた女性も突然めまいに襲われ、座り込んでしまうことがあるといいます。
女性が住む地域でも、ことし7月からヘルプマークの配布が始まり、さっそく福祉事務所で受け取りました。
ふだんは買い物などの外出は夫が休みのときに付き添ってもらっていたという女性は、ヘルプマークを「お守り」代わりに、1人で買い物に出かけたのです。
近寄っちゃだめよ
その一言を言われたのは、スーパーの駐車場を歩いている時でした。
向こうからやってきた幼い子どもを連れた若い母親が、すれ違いざまに言ったのです。
何あれ?頭のおかしい人が持つやつ?近寄っちゃダメよ。
この言葉に、女性は頭の中が混乱し、声が出なくなってしまいました。
買い物に出かけたのにそのまま帰り、やっとの思いで家に着いたら、涙があふれてきたと言います。
家族には「何で1人で出かけたんだ」と心配されてしまうので、そんな出来事があったことを誰にも言えませんでした。
(中略)
障害者も「知らない」が53%
去年7月、障害者の就労支援などを行っている民間企業が全国の障害がある人379人を対象にアンケート調査を行ったところ、「ヘルプマークを知っている」と答えた人が47%だったのに対して、「知らない」は53%に上りました。
首都圏では「知っている」が55%と半数を超えましたが、その他の地域で「知っている」は38%にとどまっています。
さらに、ヘルプマークを知っている人の中でも実際に利用したことがあるという人は22%、首都圏以外の地域ではわずか11%にとどまっています。
エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギの方のTです。
ヘルプマークの悪用するひともいるのだから、結構知られてるのかと思ったら…そうでもなかったみたいですね…ヘルプマーク。
当の障害者さえも知らないというのが半分以上ですよ…これは問題でしょう。
色々広報はやっているんでしょうけど、まだまだ世の中に浸透されてないですね。それなのに悪用が目立ってしまうのは悲しいことです。
もう少しヘルプマークを知ってもらえるよう、広報お願いしたいところです。そしたらまた悪用は増えるんでしょうけど、知ってもらわない事には何も始まらないので。