【茨城水戸情報】茨城県「幸福度」全国１３位、独自指標で評価　犯罪防止に課題

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茨城県は、独自の指標を用いて県民の幸せを「見える化」する
「いばらき幸福度指標」について、令和５年度の総合順位が
全国１３位だったと発表した。工場立地件数や若者の雇用分野などの
ポイントが高い一方で、刑法犯認知件数などのポイントは依然として
低く課題も残した。

県計画推進課によると、５年度の指標は、１指標の変更のほか、
男性の育児参画に関する指標を新たに追加。このため４年度の
４１指標から４２指標に増えた。指標別では、新規の男性の
育児休業が２０位で、所定外労働時間は４年度の４１位から
３７位に改善した。若者就職者増加率は、令和４年単独で
就職者数が飛躍的に伸びた関係などから、４年度の４４位から
６位へと大幅に改善。刑法犯認知件数は、４年度の４０位から
４４位に後退した。同課は、「工場立地件数や労働生産性など、
これまで力を入れて取り組んできた施策に関する指標の順位は
高かった」とした。一方、刑法犯認知件数のポイントが依然として
低い結果について「モデル地区での街頭防犯カメラ設置支援など
集中的な対策に取り組んでいるがさらなる対策が必要だ」と指摘した。
また、総合順位が３年度は９位、４年度が１０位と後退していることについて
同課は「順位は落ちても、得点（４年度２・４３から５年度２・６４）は
上がっており、県の取り組み自体は進化している。順位だけで単純に
比較はできないと考えている」としている。幸福度指標は昨年３月に導入。
県政運営の基本方針となる「総合計画」（４～７年度）で掲げる「豊かさ」
「安心安全」「人財育成」「夢・希望」の４つのチャレンジごとに
特色となるキーワードを抽出し、「県民所得」や「医師数」、「転入超過率」
といった指標を基に得点化し順位を算出している。