【発達障害】21歳で知った「発達障害」。個性として生かしていきたい。

私は、つい最近自分に「ADHD」という発達障害があることを知った21歳社会人です。

「社会人です」とは言っても日々同じミスを繰り返し、仕事が覚えられず上司に怒られる毎日なので社会に貢献出来ている気が全くしません。
失敗を意味する「ミス」のコンテスト、略して「ミスコン」があったら私は確実に「Ms.ミス」になるでしょう‥!グランプリです。

今年の4月から新社会人として働き始めたのですが、職場環境や自分の仕事の出来なさ加減、そして自分が出来ないせいで悪化していく人間関係に耐えきれず、何とたった2ヵ月で退職してしまいました。

7月から新しい職場で働かせて頂いていたのですが、ここで大問題が発生。

数週間前、会社の偉い方から「あまりにも仕事が出来なさすぎる。
数週間様子を見てあなたの成長が見られなかったらお給料を減給するか、パートになってもらう。」とのお話がありました。
しかし、口ぶり的には遠回しに退職を勧めていました。

 

どんなに頑張っても、人より仕事ができない。
自分を「仕事が出来ない人間だ」と自覚し始めたのは、学生時代のアルバイトです。
何度も同じミスを繰り返して怒られたり、物覚えが悪かったり、後からバイトに入ってきた人のほうが私より仕事が出来ていたり‥。
なんとびっくり、居酒屋のアルバイトを1軒クビになったこともあります。

私はずっと「仕事が出来ないのは自分の社会経験が浅いからだ。」「経験を積み、努力をすれば容量良く動けるのではないか。」と考えていたため、自分にADHDの傾向があるなんて全く考えず、飲食店のホールのアルバイトを主にしていました。接客が好きだったことも大きな理由の1つです。

しかしいくらメモを取っても、そのメモを何回見返しても、他の人と比べて私はなかなか仕事を覚えられず怒られてばかりで、メモせずに働いている人のほうが私より働けていました。

「やっぱり努力が足りないのかな」「頑張っても人より出来ない私ってダメだな」「何で私だけいつも‥」と自分の頭と行動は矛常しており、常に葛藤していました。

学校や趣味繋がりで知り合った人たちからは「個性のある人」とプラスに捉えて頂けることが多かったのですが、職場に来ればそれが一変。
学校や趣味ではプラスになる特徴も職場に来れば「使えない、仕事が出来ない人」と煙たがられます。
学校と職場の扱いの差がエベレスト級に違うのも辛かったです。(すみませんエベレスト級は少し盛りました)
活動する場所が違うだけで私に対するイメージってこんなに変わるんだと思いました。

 

「ADHD」という診断。ショックと安堵の気持ち。
「もうこれ以上仕事のことで悩みたくない。もう自分を責めて生きたくない。」

そう思った私は「仕事が出来ない 悩み」で検索をした際に出てきた「ADHD」という発達障害が自分によく当てはまっていると思い、初めてメンタルクリニックへ行きました。

すると、幼少期の過ごし方や今直面している問題を総合的に見てADHDと診断されました。

診断が下った後はショックもありましたが、「今まで上手くいかないことも多かったけれど、それは決して自分の努力不足が原因だったわけではないんだ。」と安堵の気持ちも湧いてきました。

後日、私は「つい先日ADHDという発達障害があることがわかりました。」と退職を勧めてきた会社の偉い方に伝えました。
常に集中力、マルチタスクをこなす力、その時によって物事の優先順位を瞬時に考えなくてはいけない職種で、ADHDはこれらの作業を苦手にしている人が多いため、話し合いの上で仕事を続けていくこと、雇うことは難しいとなりました。

こうして、私は7月から勤めていた職場を退職することになりました。

 

病気ではなく個性。プラスに生かしていく。
職場でカミングアウトしていく中で、在職中大変お世話になったある1人の上司が「私はADHDは病気じゃなくて個性の1つだと思っているよ。だから罪悪感なんて持たずに堂々と過ごすべきだし、他の人にはない力が発揮できる場所がきっと見つかるから自信を持ってね。」と言って下さりました。

私は「ADHDは病気じゃなくて個性」という言葉にすごく救われました。
「そっか、それも個性なんだ」と。

近年芸能人や著名人のカミングアウトの影響で、昔と比べるとADHDを始めとする発達障害への知識や受け入れ方が世の中に浸透してきているなと感じます。

私は昔から詩を書いたり、文章を書くことが好きです。

世の中には自身の抱える発達障害に悩まされている方がまだまだたくさんいらっしゃると思います。
私の書いたこの記事で「私だけじゃないんだ」「病気ではなく、個性の1つなんだ」と誰かの心のよりどころになれたら幸いです。

https://mirror.asahi.com/article/13894029 かがみよかがみより引用

 

エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギのTです。

発達障害の一つであるADHDを「病気としてとらえず、個性」として考えている所が凄いです。

何よりも、カミングアウトしていく中、この方の上司がその事を口にしてくれた。更に、「他の人にはない力が発揮できる場所があるから自信を持ってね」と。

これは何よりも大きなプラスですね。確かにADHDで苦労はするけれど、それも個性…と考えると救われますね。

ADHDという診断が下った後はショックもあったけれど、

「今まで上手くいかないことも多かったけれど、それは決して自分の努力不足が原因だったわけではないんだ。」と安堵の気持ちも。

大人になってから発達障害に気づく人は結構この方と同様に安堵する人が多いですね。

何でうまくいかないんだろうと悩んで、悔やんでいたところにこの診断。

退職を勧めてきた会社の偉い方に伝え、やむなく退職。

苦手なことばかりの仕事では上手くいくわけがありません。この人は退職して良かったんでしょうね。

他の人にはない力が発揮できる場所があるから、ADHDは個性だからこれからも前を向いて頑張って行って欲しいです。

発達障害で悩んでいる人には大きなエールですね。

 

 

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