【発達障害】感覚過敏と感覚鈍麻

発達障害、発達に凸凹のある人の中には、「感覚過敏」の特性を持ち合わせている人が多くいるとされます。(ただし、感覚過敏があれば発達障害というわけではありません)

発達も、感覚も、とても個人差が大きいです。発達障害かどうか、診断の有無にかかわらず、感覚過敏があって、なんだか生活しにくい、理解されにくい、周囲の人がかかわりでとまどいやすい・・・というときに、参考にしてください。

感覚過敏とは?

感覚がとても敏感で、生活に大きな不便があることを「感覚過敏」と言います。例えば、聴覚過敏で特定の音がものすごく苦手、触覚過敏で特定の肌触りの服は絶対に着れない、視覚過敏で明るい屋外をとてもまぶしくかんじるなど。
反対に、とても鈍感で不便があることもあり、「感覚鈍麻[どんま]」と言います。

 

かかわりの原則

感覚過敏に対しては、無理強いしないことが原則です。

原因をとりのぞく、はなれる、さける
大きな音の近くはさける、気持ち悪くなったら退室する、タグはぬい目からとるなど

アイテムを活用する
聴覚過敏への「耳せん」、視覚過敏への「サングラス」、嗅覚過敏への「マスク」など

こころの準備や理解ができるように説明する
「大きな音が2回なります」「○○のために身体をさわります」などあらかじめ伝える

感覚過敏は、そのときの体調や気分によっても大きく左右されます。同じ感覚刺激であっても、体調が悪かったり、緊張や不安、イライラがあるときには、感覚過敏が出やすくなります。

好きなこと集中できることに取り組んでいるときや、安心できる相手のときは、苦手な刺激があっても大丈夫なこともあります(例 好きなゲームに集中しているときは、苦手な大きな音がそれほど気ならない)。いきなりではなく、あらかじめ刺激がくること、いつ終わるかなどの見通し、その必要性がわかっていると、受けとめやすくなります。

生活全体を安心できるように、環境を整えることは有効です。いつでもできる工夫として、安心できる人や場所、アイテムを見つけておくことがあります。

https://kidsinfost.net/disorder/illust-study/neurodevelopmental_disorders/hyperreactivity/ 子ども情報ステーションから引用

 

エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギの方のTです。

今朝のテレビでちょっとした特集でやっていたので見ていたのですが、発達障害の人には感覚過敏と感覚鈍麻の人がいると。

過敏な人は結構メディアで扱われますが、鈍麻の方の方はあまり目にしないなあと思って書いてみました。

…と、言っても過敏の方のこと書いてますが…(-_-;)

この逆を考えればいいんだ…と思って。感覚過敏の方はちょっとした変化で体調を崩したりします。

逆に鈍麻の方は他の人が寒い…と思ってるときにも全然わからないで平気でいたりします。

どうやら、その感覚鈍麻の方は

温度、身体的な痛みを感じることができないと、身体の異変に気がつかず、その結果適切な対処をできないこともあります。

例えば、転んで怪我をしたときにも、本来ならば病院に行って手当をしなければならないはずなのに、その痛みや怪我をしていることに気が付かず、即座に適切な治療を受けることができない場合もあります。

https://h-navi.jp/column/article/35025696 LITALICO発達ナビから引用

過敏の方も大変ですが、鈍麻の方もかなり大変です。わからないというのは怖いことですね…。

過敏の方より鈍麻の方は気づきにくいかもしれません。我慢強いを通り越してるのに、気づかないわけですから…。対処法も遅れがちですね。

発達障害じゃなくても、あるという感覚過敏と感覚鈍麻。これらの特性を覚えておいた方が良いですね・・・

 

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