【歴史研究】辛いイメージだけじゃない!紅と人生儀礼
どうも、就労移行支援を受けているMです。
猫様に辛いものをいじくっていて、唐辛子について調べてみたらどうやら「赤」「紅」「朱」という色自体が「魔除け」を意味していたみたいなんですよね(^ω^)
神社の鳥居に朱色が使われているのがポイントですよね(*‘∀‘)
それで「赤 魔除け」と検索してみたところ、グループワークで話していたような記事がありました。
紅と人生儀礼
守り、祈る「赤」-赤色に託す思い
太陽や炎、血の色を連想させる赤色は、生命を象徴する色とされ、古くから呪術的・祭祀的な意味をもって使われてきました。
『古事記』には、悪霊邪気を払うため、床に赤土を撒き散らしたとの記述があります。
江戸時代に、疱瘡(ほうそう/天然痘のこと)や麻疹といった感染症が大流行した折、人々はすがるような思いで、赤摺り(紅摺り)のまじない絵「疱瘡絵」を買い求め、部屋に飾って平癒を祈りました。
赤色に対する破邪退魔の信仰は、医学・薬学の発達していなかった時代・地域にあって、人々の拠り所といっても過言ではなかったのです。
こういった赤色に見出せる信仰文化は、今なお私たちの生活の中に息づいています。
人生の節目に行われる様々な儀礼には、人々の祈りと、慶び祝う気持ちを託した「守りの赤」が存在しています。
一生に寄り添う紅
人の一生のうち、誕生、七五三、成人、結婚、死などの節目で行われる諸儀礼を総称して「通過儀礼」といいます。
古来、執り行われてきたこれらの儀礼は、時を経るごとに変わったものも少なくありません。
しかし一方で、初宮参りや七五三のように、子どもの健やかな成長を願う気持ちが根底に生き続け、今日に伝わる儀礼もあります。
それらの中には、慶び祝う気持ちに添うようにして、紅と魔除けに関わる信仰文化が息づいています。
七五三
男女3歳は髪置き、男児5歳は袴着、女児7歳は帯解きといって、それぞれ吉日を選んで産土神に参詣し、お祝いをします。
女児は紅で化粧をして、紅染めなどの晴着をまとって神社にお参りし、これまで無事に育ったことを感謝すると共に、これからのご加護を願いました。
この儀式を簡略化したものが、現代の七五三として受け継がれています。
婚礼
化粧としての紅はもちろんのこと、婚礼衣装や角隠しの裏地には、吉事の証として紅絹 ( もみ ) を用いました。
紅絹には魔除けの意味もあったといわれています。
嫁入りの際、悪しきものに花嫁が影響を受けずに、嫁ぎ先へ無事たどり着けるように、という思いが込められていたようです。
【引用元】https://www.isehanhonten.co.jp/beni/tradition/【伊勢半本店】
舞妓さんの話でも「通過儀礼」は人生においても大事なものだという話はグループワークで出ました。
私の個人ブログでも「通過儀礼」について書いていきましたが、通過儀礼を中途半端に捉えられると確実に失敗するんだなぁと舞妓さんの世界を見て感じました。
幻想を抱くことは簡単だけど、うまく深層意識を現実的なものに切り替えることが大切。
だからこういった儀式的なものが古来から言い伝えられているのかなと思います。
引用記事で出ている「紅」は人生における「鳥居」を意味しているのではと私は考えます。
「鳥居」をくぐることによってまた新たなスタートラインに立つのだと思います。
紅って様々な場面で登場するし、今や当たり前なように祭礼で使われたりするけど、人生儀礼においてはこういった大事な意味を持っていること。
覚えておいて損はないかと思います(^^♪