【引きこもり問題】100万人の8050問題(7040問題)

長期・高齢化するひきこもり その実態と解決のヒントとは

こんなに続くと思わなかった―。今、「ひきこもり」の長期・高齢化が深刻化しています。国の推計によると、ひきこもりの人は54万人。しかし、これは39歳以下の人数に限っての数字であり、40歳以上の人を含めると100万人におよぶという見方もあります。なぜ、ひきこもりがここまで長期・高齢化したのでしょうか?ひきこもりから脱するためのヒントとは?当事者を取材し、その実態を見つめました。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/hikikomori/articles/crisis_06.html

こんにちは、エナベルで就労支援を受けているОです。

日本にとっては時限爆弾のようになっているのが7040問題とも8050問題とも言われている、高齢化し長期化する引きこもり問題でしょう。

私も引きこもりから脱出してようやく1年ぐらいたとうとしている頃ですから大きなことは言えません。

ひきこもりの定義は、
・自室からほとんどでない
・自室からは出るが、家からは出ない。
・ふだんは家にいるが、近所のコンビニなどには出かける
・ふだんは家にいるが、自分の趣味にかんする用事のときだけ外出する
という状態が、6ヶ月以上続いていることとされています。(内閣府より)

この定義にあてはまるひきこもりは、全国で54万人。しかし、この数に含まれるのは39歳までの人たちだけです。40歳以上も含めると、100万人以上と推計する専門家もいます。

私の場合はだいたい「・ふだんは家にいるが、近所のコンビニなどには出かける」でしたね。

とにかくフリーライターとして食べていたのが、出版不況と、インターネットの普及によってライターそのものが単価が百分の一(信じられないようですが事実です)になって、食べていけなくなったというのが大きいです。

20年間フリーライターで暮らしていたので、一般の人のように通勤する生活習慣が精神的にも肉体的にも無理でしたし、40歳にもなるとそもそもバイトでも雇ってくれなくなります。

それでどうしようもなくなって絶望感で引きこもっていました。

「ひきこもりに関しての支援の8割は、なんとか家族間で対話を成功させること。ほとんどこれに尽きていますね。そもそも不登校、ひきこもりがこじれるのはこの対話の欠如。双方向性のある対話がないから、もともと大した病気じゃないのに、どんどんこじれていくことが多いわけです。私が対話をして下さいと言うと、もうさんざんやったけどだめです、とおっしゃる方がいますが、よくよく聞いてみると、対話していないんですよ。その方がしていることは、おしつけ、議論、説得、正論なんですよ。それは対話と呼ばず独り言と呼びます。なぜ独り言と呼ぶかというと聞いてもらえないからです。」(斎藤さん)

家族間の対話の重要性を説く斎藤さん。それはどのような思いからなのでしょうか。

「原因すべてが家族のせいとは思いませんけれども、長期化に関してはやっぱり家族関係が主だという風に言わざるを得ないと思います。ひきこもっている人にとって家族というのは環境そのものなんです。だからその家族との関係がいいか悪いかで、全然経過が変わってくるわけです。」(斎藤さん)

では、家族はどう関わるべきなのでしょうか。

「まずひきこもり状態を非難・批判しないことです。批判から入ったらもうおしまいですから、とりあえずそこら辺は不問にして脇に置いておいて、お互いの思いを共有したいということを大事にして、話し合いを進めてほしいと思います。」(斎藤さん)

私の場合大きかったのは仲が悪くて、引きこもりを甘えだのキチガイだと怒鳴ってくる父の死でした、そのあと母と二人きりになって、ようやく母といろいろ話すようになって引きこもりから脱出するためにいろいろ話し合うようになったのが大きいですね。

40歳以上のひきこもりについての内閣府の調査は、今年秋をめどに行われる予定です。ひきこもりが長期化している本人も、家族も孤立させないための支援が求められます。

今年の秋の内閣府の調査はたぶんショッキングな数になると思いますが、なんとか引きこもりを脱出して、少しずつ社会復帰できる道を探せる社会になってほしいと思います。

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