【引きこもり】アラフォーが危ない! 「ひきこもり女子会」の試み

ひきこもりUX会議 代表理事 林恭子さん
「アラフォーね。確かに、いちばん多いんですよ。」
林恭子さん。去年(2016年)から、働けなかったり、介護で家から出られなかったりする女性たちに声をかけ、互いの悩みを共有する、ひきこもり女子会を開いています。これまで、延べ1,000人以上が参加しました。
ひきこもりUX会議 代表理事 林恭子さん
「『ひきこもり』と名のつく居場所とか集まりに、9割以上、男性しか来ない。彼女たちの孤立感や不安感、切実な思いというのは、いま非常に危機的。仕事をしている方とか、結婚している方とは会わなくなって、交友関係を断ってしまうので、孤立したまま、何年もたっている。余裕が一切ない、待ったなし。」

アラフォーが危ない! “見えない”女性の苦悩

こうした女性たちの問題が、今、出てきているのは、なぜ?
飯島さん:ひきこもりの問題は以前からありましたけれども、その多くが、将来、大黒柱になる、あるいは家族の稼ぎ主になる男性の問題として認識されてきたと。その背景で、同じように女性も困難な状況があったんだけれども問題が無視されてきてしまったと。それは、やはり女性はいずれ結婚して、男性に養ってもらうんだから問題がないという、男性稼ぎ主モデルというような言い方もしますけれども、そういった中で、社会の中でも認識されてこなかったと。かつ、当事者も家事手伝いというところに体裁が整ってしまうというところで、本人も家族も問題の深刻さに気付かないという状況の中で、社会的に孤立していってしまったという状況があるのではないかと思います。
こうして、アラフォーになっても非正規、先が見えない人たちをどう支援していけばいいのか。

※出演者
藤田孝典さん (社会福祉士)
飯島裕子さん (ノンフィクションライター)
武田真一・鎌倉千秋 (キャスター)

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4079/ クローズアップ現代より

 

エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギの方のTです。

ひきこもり女性。何度かこちらでも書いてきましたが、家事手伝いという体裁が整ってしまうので、実態がみえづらい人たちです。

hikikomoriと名の付く集まりも9割男性のところになかなか行けない女性。

彼女たちの孤独感、不安感はかなりのものです。だから「引きこもり女子会」が出来て、今まで見えなかった人たちが見えてきたと…。

時間も合わないし、引け目を感じて、仕事をしている方とか、結婚している方とは会わなくなって、交友関係を断ってしまう…これは私もよくあった事です。

どんどん人付き合いがなくなって気づくと一人ぼっち。これじゃいけないとどうにかもがいてた私でしたが、

引きこもりになって長いひとたちはそのパワーまでも失って、ずっと部屋の中に。

孤立感を深めていって、ただ部屋の中に居る…。何かと戦いながら。

そういう世代がアラフォーに多いというのは知りませんでした。

アラフォーというのは就職氷河期世代でもありますから、人によっては相当辛いものを抱えているんだろうなと推測します。

普通の仕事にも就けず、就いてもやめてしまったりして無職に。そして引きこもり。

難しい世代ですね。

しかもです。

この回のクローズアップ現代の最初に、世代格差みたいなものがあり、

世代ごとの月収を5年前と比較した結果、どの世代も軒並み上昇していたんですが、何と、35歳から44歳のアラフォー世代の給与だけがダウン。

40代前半では、ひと月2万3,000円も下がっていました。

(中略)

特に注目されているのが、たとえ正社員になれた場合でも壁にぶつかり、給与が伸び悩んでいることです。
現在、アラフォーを迎えた世代は、仕事を覚える20代のころに、スキルや能力を開発する機会に恵まれませんでした。

不況などの影響で、正社員になっても、ほかの世代より研修が受けられなかったことが分かっています。

就職氷河期のおかげで煽りをくらって、こんな世代格差が出来てしまいました。これは国としてどうにかしてもらいたい問題ですね。

今、アラフォー世代にのしかかる問題は大きいですね…。

その閉塞感のなかで、引きこもりの方々はどう生きていくのか。孤独感の中で。

 

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