【引きこもり】ひきこもる本人に、どう接したらいいのか?接し方のカギ「まんじゅう理論」
ひきこもる本人に対し、ついつい正論をぶつけてしまいがちですが。
接し方のキーワードとして「まんじゅう理論」という考え方を紹介しました。
(精神科医 伊藤順一郎さんによる)
これは人の心を「まんじゅう」に例えたもの。真ん中の「あんこ」の部分が本人が抱える「つらさ」や「苦しさ」。
周りの「皮の部分」が「長所」「趣味」「がんばり」「工夫」です。
臨床心理士の福井里江さんによると、家族にしてみれば、今直面している大変さ、つまり「あんこ」を減らし取り除こうとしますが、むしろ「皮の部分」に注目しながら、本人に伝えたり、接することで、「皮の部分」が分厚くなり、「あんこ」が減らなくても、相対的に「あんこ」の割合が減ることで、回復につながることもあるといいます。
相手のことを認める声掛け
実際にどういう声を掛けたらいいのか。
そのコツは「相手のことを認める声掛け」を意識することです。
「雨だね」「おいしそうなパンを買ってきたよ」など、相手に返事を求めない、何気ない会話でも、その人がそこにいると、「存在そのものを認めている」ことにつながります。
また、本人の「長所や魅力」「できていること」「やれていること」を見つけて、肯定的に伝えることも重要。
ふだん交流や対話がなくても、相手のいいところを見つけられるように、探し上手になってみては、いかがでしょうか?
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/191118/1.html あさイチから引用
エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギの方のTです。
まんじゅう理論というのは初めて聞きました。なるほど、そういう理論があるんですね。わかりやすい理論です。
どうしても中央のつらさ、苦しさをどうにかしようとするけれど、こればかりは当人しかどうしようもなくて、
それならば「皮の部分」に注目して、そちらの方からアピールしていけばいいと。
「あんこ」が減らなくても、相対的に「あんこ」の割合が減ることで、回復につながる…。だから周りは「皮の部分」を意識して声掛け、
「相手を認める声掛け」が大切だと。
周囲はつい焦ってしまいがちですが、この理論で頑張って接していくと、コミュニケーションが変わっていくかもしれませんね。
あさイチためになります。。。
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