【引きこもり】ひきこもり当事者のための居酒屋、コロナで1年間も開けず

新型コロナウイルス感染の影響で、ひきこもりの当事者が酒を飲みながら談笑する滋賀県草津市内の集いの場「ひきこもり居酒屋」が1年近く開けずにいる。
本音をさらけ出しやすい緩い雰囲気が人気で、当事者から再開を待ち望む声も寄せられ、店主の男性はコロナ禍でも開ける場を模索している。

■コロナまでは、月1回ひきこもり当事者10人前後が集っていた

集いの場は、草津市で福祉関係の仕事をする歌藤智弥さん(30)が2016年10月、大津市内のすし店だった旧店舗を借りて開始。
月1回程度開き、18年4月からは仕事の都合で草津市に移ってからも続けた。

L字形のカウンターに立ち、県内や京都府内のひきこもり当事者10人前後を迎える。
手作りのだし巻きやパスタ、焼き魚などを振る舞い、冬にはおでんや鍋を提供。酒類のほか未成年用にソフトドリンクもそろえた。材料費は歌藤さんが自己負担する。

参加者らは、その場だけの関係という気楽さもあって、互いの境遇について打ち明けたり、共通の趣味で意気投合したりするなど飲食しながら会話を楽しむ。歌藤さんは聞き役に徹している。

ただ集いの場は客同士の肩が触れあう「密」な状態で、コロナウイルスの感染防止のため昨年2月以降は「休業」となっている。
一方、引きこもりの当事者からは営業日の確認や再開を求める声が寄せられている。

歌藤さんは「感染者を出せば周囲に迷惑がかかる。居酒屋再開が一番だが、どうような展開ができるのか検討していきたい」と話す。

 

■「緩さ」が人気 当事者も再開を心待ちに

「ひきこもり居酒屋」に通っていた草津市の辰巳将貴さん(20)は再開を心待ちにする。

中学1年で人間関係の煩わしさや勉強の重圧から学校を休みがちになり、3年の時は年間2日しか登校できなかった。
京都の通信制高校に進んだが2年後に中退。その後は家にこもりがちになった。

初めて同居酒屋を訪れたのは2019年10月。
「これまで当事者と話したことがなく、新鮮だった」と振り返る。
ひきこもるきっかけは千差万別で興味深く、仲間のような連帯感を持った。前向きな気持ちになり、別の集まりなどに参加した。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/470149 京都新聞より引用

 

エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギのTです。

「引きこもり居酒屋」ですか。引きこもりの方々の集える場所ですね。

それが新型コロナのせいで1年間開けず…。

月一回福祉関係をしている方が主催して、材料費も負担してすし店の旧店舗を借りていたと。

月一回にもかかわらず、当事者10人前後が集まっていたのですから、フリーに語り合える場所として機能していたんですよね。

それが開けなくなってしまった。コロナの影響は大きいですね…。

利用している人が「仲間のような連帯感を持った」と思って、再開を楽しみにしているみたいですからね。

こういう集えるフリーな場所は少しでも多い方がいいですからね。

早くコロナが収束して、またこの居酒屋が再開できることを祈ります。

 

 

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