【アルコール依存】眠れないから飲むが危険

こんにちは、エナベルで就労支援を受けているOです。

あいかわらず断酒は続いています。

アルコール依存の典型的症状の一つに、「いろいろ考えてしまって眠れない」、「いろいろ心配で眠れない」というところから眠るために酒を摂取して寝るというものがあります。

頭が良い悪いにかかわらず、いろいろと考えたり、心配してしまう人というのはありがちなもので、それはだいたいマイナス思考になります。

というか、マイナス思考でなかったら、いろいろ考えたりしないんですよ。

ですから、マイナス思考をプラス思考にするなんていう努力は無駄なんです。自己啓発本とかにだまされないようにしましょう。

話をもとに戻しますと、眠るためにアルコールを飲むというのは、実はあまり効果的ではなかったりします。確かにアルコールは睡眠を招く作用があります。

しかし、それはアルコール依存症の典型的入り口で、やがて酒がないと眠れなくなったり、睡眠薬を処方されていても酒と一緒に摂取するような危険なことさえするようになります。

私がそうでした。

睡眠障害専門の医師がこんなコラムを書いています。

第15回「飲酒をやめると眠れない」

アルコールと睡眠の関係について検討した研究によると、適当な量のアルコールは入眠までの時間を短縮し、深い睡眠を増加します。
つまり寝付きが早くなり、眠りが深くなるのですが、これは一時的なものです。むしろ弊害のほうが多く、飲酒によって夢を見るレム睡眠は極端に減り、睡眠の後半は眠りが浅くなり、睡眠の質にはかなりの歪みが生じます。
また、アルコールの睡眠作用には耐性(効果が次第になくなる)が生じるために、1週間も飲酒を続けると、入眠の早さ、深い睡眠の増加はみられなくなり、睡眠時間は徐々に短縮していきます。
そして飲酒を中断すると、飲酒開始前よりも寝つきは悪くなり、睡眠は浅くなってたびたび目が覚め、さらにレム睡眠が反跳性に増加し、これが悪夢の原因にもなります。
アルコールの催眠効果には耐性があり、同じ睡眠効果を得るには飲酒量を増やさねばならなくなり、こうして飲酒量が増えていくのです。

睡眠障害相談より http://www.kotorii.or.jp/cpt_sd

実際私も、アルコールで眠るたびに睡眠が浅くなっていきましたし、起きた後もすっきりしなくなりました、またいびきも大きくなり睡眠時無呼吸が増えたせいで体調まで悪くなりました。

まず断言してもいいですが、アルコールは睡眠障害には逆効果になります。

おとなしく睡眠薬だけで眠るようにしましょう。

確かに慣れるまでは眠れなかったり、眠りが浅くなったりします、そして翌日の疲労感が酷かったりしますが、アルコール依存症になるよりはよっぽどマシです。

私もそうだったのですが、我慢して睡眠薬だけで眠れるようにして、それから徐々に減薬してねむれるようになりました。

アルコールは睡眠障害には逆効果にしかなりません。

睡眠障害のある人はアルコール依存症になる前に、睡眠薬だけで眠れるようにした方がいいです、絶対。

アルコール依存症でアルコールがきれるとイライラしたり、我慢できなくなったり、キレたり、飲む暴れたり、幻覚まで見えるようになるのは、ばっきりいって眠れない以上の地獄です。

さらに、身体までおかしくなって、ますます眠れなくなり、全身が倦怠感の塊になっていき、しょっちゅう下痢したり、酷いときは大便を漏らしたりするようになります。

それがアルコール依存の現実です。

アルコールで眠ろうとしないのは、とても大事です、実感しております。

[amazonjs asin=”4781610722″ locale=”JP” title=”失踪日記2 アル中病棟”][amazonjs asin=”B017LGYUGA” locale=”JP” title=”アル中ワンダーランド (SPA!BOOKS)”]

Follow me!

  • X

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です