「精神科なんて恥ずかしい…」 そんな不安が和らぐ短編小説集

誰でもかかる可能性のある、精神疾患。

「うつ病」など、数年前と比べて認知度が上がってきた病気がある一方で、実際の症状や適切な治療法など、世間一般に広く知られていないことも多い。患者や家族へ向けられる偏見だけでなく、自分自身が当事者となったとき、精神科へとかかることに心理的な抵抗があることも、回復から遠ざかる要因ではないだろうか。

そこで手に取りたい1冊が、『精神科とは無縁と思っていたあなたが困ったときに精神科を味方につけるための本』(星和書店)である。

豊富な臨床経験がある4人の精神科医が、自身の経験をもとに書き下ろした、14の短編小説集だ。

統合失調症、うつ病、双極性障害、強迫症……など、さまざまな精神疾患の発症から、受診、診断、治療、リハビリ、社会復帰へ至る過程を、物語を通してわかりやすく示してくれる。

本書の目次は、以下の通り。

 

・潮がわり――眠れぬ夜をこえて [うつ病]
寺尾 岳
・ペース・チェンジ [うつ病]
井上 幸紀
・エリート社員、スローライフになる。 [うつ病]
吉村 玲児
・激昂と絶望の果てに [双極Ⅰ型障害]
寺尾 岳
・揺り戻し――うつから躁、そして [双極Ⅰ型障害]
吉村 玲児
・実感のない患者 [双極Ⅱ型障害]
寺尾 岳
  ・神様の蜂に襲われた少年 [統合失調症]
寺尾 岳
  ・怖い声がきこえる [統合失調症]
井上 幸紀
・速き世界とカズヒコの歩み [統合失調症]
吉村 玲児
・自分を信じられない男 [強迫症]
寺尾 岳
・加害恐怖に追いつめられた男 [強迫症]
松永 寿人
・〈否認〉の病に溺れて [アルコール関連]
井上 幸紀
・ぐにゃりとした顔の女が踊る [レビー小体型認知症]
寺尾 岳
  ・名士の夫婦 [認知症]
井上 幸紀

https://books.j-cast.com/topics/2020/11/05013495.html BOOKウォッチから引用

 

エナベルで就労移行支援を受けています、ウサギのTです。

どうしても敷居の高い「精神科」。自分でこれは心の病かも…と思いつつもなかなかその高い敷居をまたげないですよね。

今は心療内科という科もあるので、内科にいくつもりで行けますが…でもやっぱり「精神」を診るのがメインですよね。

私の友達で普通の内科にかかりながら、心の病の薬の処方を受け、酷い時だけ処方された薬を飲んで、それ以外はお守りとして持ってる人がいます。

心の病の処方薬をもらっているのに、本人は「私はそこまで悪くない」と、精神関係の医者には全くかかってません。

そもそも心の薬がお守りって時点で間違ってるんですけどね…。それを指摘すると不機嫌になってしまうので、なかなか難しいです…

この本を読んで、少しは「精神科」という病院に行ってくれるといいのですが…友達として不安です。

早く治療しないと手遅れになる場合もありますからね。勇気を出して行って欲しいのですが・・・

 

 

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