「コンビニぐらい」という過ち
こんにちは、エナベルで就労支援を受けているOです。
恥ずかしながら、私はコンビニの夜勤を一日で音を上げてやめてしまったという過去があります。
よく、働いていなかったり働けなかったりすると、「せめてコンビニぐらいで働いたら」? などと親や友人などから言われてしまう経験はみなさまにもあったと思います。
確かに、コンビニはそこら中にありますし、いつもバイトを募集しているので、働いていない人が働き始めるのにちょうどいい気がしてきます。
しかし、これが大間違い!
コンビニは物凄くやることが多い仕事です。レジ打ちだけでなく、品出し、フェイスアップ、検品、各種公共料金の処理、コーヒーサーバーの手入れ、掃除などなど、軽く考えただけでも多岐にわたりますし、実際にバイトを始めると、アレコレやることをたくさん教えられまくる仕事です。
一見簡単なように思われがちですが、コンビニの仕事というのは数ある仕事の中でも一番覚えることが多い仕事なので、肉体的には重労働ではないものの、その大変さはかなり上位にくる仕事です。
言ってしまえば、長い間働いたことがない人間にとっては、たくさん働き口はあるのですが、到底務まらない仕事ですし、私も務まりませんでした。
仕事が多いだけならまだしも、接客などで精神を消耗しますし、常にだれかに見られているような職場なので圧迫感や拘束感もハンパなくあります。とにかく精神的な疲労感のすさまじい職場だと思います。
それでいて大半のコンビニは時給は県の最低時給並みなのですからやりがいもありません。
社会復帰を目指したい人にとってはこれほどハードルの高い仕事もないわけなので、絶対オススメできません。
しかし、巷では簡単な仕事と思われているので、途中で務まらなかったときの「自分はコンビニの仕事すらできないのか……」という落ち込みもハンパないです。
というわけで、コンビニの仕事は、社会復帰を目指す人にとってはかなりトラップになりますので、できるだけ違う仕事を探した方がいいという話でした。
できるなら就労支援とか受けられるのが一番なんですけどね……