【引きこもり問題】自分から外に出られそうなところを見つけよう

こんにちは、エナベルで就労支援を受けているOです。

私は元フリーのライターで、20年ほどフリーライターをやり10冊ほどの自著も出せていたのですが、長年続く出版不況、インターネットの普及によるライター単価の低下、などの用とともにフリーライターの相場や仕事などがどんどん厳しくなっていって、食べていけなくなりました。

もともとがフリーライターというまともに9時5時で出退社するような仕事に慣れていなかった事とアルコール依存症のために、まともな職業につけず、ここ数年は引きこもりでニート同然の生活をしていました。

さて、昨今引きこもりの高齢化が問題になり、今の40-50代の就職氷河期世代が就職できなかったり、非正規の貧困の中でで心身を壊してしまったりして引きこもり、「8050問題」とか「7040問題」として騒がれ始めています。

そこで、「引きこもり支援」などで検索すると……出るわ出るわ「引きこもり自立支援」をうたう業者の広告が。

そこでは、引きこもりの家族からお金をとって、説得して、集団生活させたり、学習させたり、職業訓練を受けさせたりして自立を促すようにしています。

そのため、問題のある業者では、暴力で半ば監禁のようにして引きこもりを集めて、家族からは高額の月謝をせしめるという事件も起きました。

もちろんそんな業者ばかりではないでしょうし、良心的な業者があるのも知っています。

しかし、一方で、「引きこもり問題」は、当の本人がその気にならないと解決しないとも思っています。

実は、道はあるんです。

引きこもりのほとんどはほぼ精神障害を患っていると思いますし、引きこもり生活は確実に精神を蝕んでいきます。

そこで、精神科医にカウンセリングに行って、精神障害と診断してもらいましょう。

そして各自治体にある就労支援施設に行ってみるのです。

実は高額の月謝を払わなくても、日本の国家や自治体は障害者向けの就労支援に力を入れているんですよ。

そこで一日1-2時間ぐらいから、一週間に2-3度ぐらいから、と「とりあえず定期的にどこかに通う」という生活を試してみるといいです。

障害者向けの就労支援施設は、一般企業よりとても空気が緩く、厳しくありません。

休みたいときはすぐに休めます。

そして、休み休みしながら、のんびり「どこかに通う」事に慣れていけばいいんです。

ご家族も急いで「就職させよう」とかさせようとするのは逆効果だったりします。かえって厳しい就職先やバイト、いやそれ以前に面接に落ち続けて、ますます自信を失って引きこもりが悪化するだけです。

就労支援施設でほんの少しだけでも「社会活動」を始めるだけで、かなり自分でもびっくりするぐらい前向きになれます。

私もエナベルに通うようになってから、ほぼやさぐれて酒で死ぬだけだと思っていましたが、今ではほぼ週5通えるまでに快復していってます。

月謝が数十万円もかかる「引きこもり支援」業者に相談する前に、家族にも負担にならない、公営の就労支援施設について、もっと相談し利用すべきだと思います。

引きこもりの当人も、気楽に「週1で1-2時間ぐらいから慣れていこう」って目標をすごい低いところに設定して始めるといいと思います。

案外日本は、そういう引きこもりに対して公営の優しい所を用意していたりします。

ところが案外そういう支援施設は知られていませんし、ネットで探しても「業者」ばかりがヒットします。

そのせいで家族も本人もプレッシャーに押しつぶされてしまいそうになるのが一番よくありません。

できることから、のんびり社会参加していくことで、社会復帰はかならずできます。

日本はこれから人手不足になっていくのですから、まだまだ望みはあるのです。

出来ることからはじめてみませんか?

こちらでは、そういった支援施設へのリンク集を作っていますし、水戸や茨城在住の人はエナベル水戸駅南に相談してみてください。

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