精神病院がない国、イタリア

拘束より交流、精神科病院なくした国 隔離で差別対象に

https://www.asahi.com/articles/ASL7M0BVKL7LUHBI02X.html

イタリアには精神科病院がない。40年前に全廃する法律が施行されたからだ。一人の精神科医が、強制入院から地域で支える仕組みに変えようと奔走した。その理念と実践は世界に先駆けた取り組みとして注目されている。

 

精神病院がない国、イタリア。なぜ日本でも同じことができないのか?

http://news.livedoor.com/article/detail/11786037/

「精神病院」を廃止した、とあるのは、正確に言えば「精神病院を生み出す社会制度の変革」とされ、この基本の法律が紹介文にもある通称「バザリア法」。正確には法180号である。

バザリアとは改革の中心人物である精神科医の名前。1971年に彼は改革の現場となった北イタリアに位置するトリエステのサン・ジョヴァンニ精神病院で改革に着手した。この病院では当時入院患者1182人中、90%以上が強制入院の環境。

バザリアはまず、医師と患者が主従であった関係を、医師と患者は「協同者」と位置づけた。その上で治療に関してミーティングを積極的に行い、それをオープンにし、ショック療法や身体拘束具の使用禁止、パーティの開催、患者新聞の発行、男女混合病棟の実現、街への自由外出と金銭所持を認める、などで、大きく言えば、患者の権利獲得、そして病院職員の意識改革、同時に周辺への啓蒙であった。

ちょっと引用が長くなりましたが、イタリアでは精神病院に長い間、拘束される人たちを開放し、拘束よりも交流を重視し、地域ごとのケアによってそれをフォローしていくという法律が制定されているそうです。通称バザリア法。

精神疾患50年以上の入院1773人 全国調査

https://mainichi.jp/articles/20180821/k00/00m/040/127000c

精神病床のある全国の病院で50年以上入院する精神疾患の患者数が、2017年6月末時点で少なくとも1773人に達することが毎日新聞の調査で判明した。

こういう記事を見てしまうと、確かに精神疾患で50年以上も拘束し、ほぼ人生すべてを精神病院で暮らすことになる事に、人権というものはあるのか? という考えになってしまいますね。

とはいえ、日本のように人口の多い国で、このイタリアのバザリア法がそのまま適用できるか? と言えば疑問ですし、バゾリア法も様々な問題を抱えたままのようです。

しかし、「重篤な精神病者を拘束・監禁してそれでよしとする」現在の日本の精神医療は旧態依然としたものでもありますし、一部でも少しずつバザリア法の理念を見習って改善していくことは可能だと思います。

イタリアには精神病院がないという事をそのまま見習えとは言いませんが、少しずつでもエッセンスを取り入れていくことは大事だと思うのでした。

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です