【障害者福祉】意外と知らないパーソナリティ障害について

どうも、就労移行支援を受けているMです。

先日オープンチャットで話を広めていくうちに「パーソナリティ障害」について話題が出されました。

私も言われるまで全然知らなかったのですが、パーソナリティ障害とは何だろう?ということについて書いていきたいと思います。

 

パーソナリティ障害って何?その種類や対処法・向いている仕事などについて解説

パーソナリティ障害とは精神病の一種ですが、この障害がありながら社会で働いている人の中には、周囲の無理解や自分自身の生きづらさを感じている人も少なくありません。

本記事ではパーソナリティ障害とは何かといったことやその種類と特徴、対処法や向いている仕事などについて詳しく解説していきます。

パーソナリティ障害とは

パーソナリティ障害は青年期から成人早期の間に発症する精神疾患の一種で、頑固で柔軟性がなく、本人や周囲の人に苦痛をもたらす考え方や行動が長期にわたって続くという点が特徴です。

パーソナリティ障害があるということは、障害のある本人も周囲の人も気付きにくく、周囲の人に「扱いづらい人」や「変わった人」という印象を与えてしまうこともあります。

パーソナリティ障害の症状に当てはまっていても、本人が生きづらさを感じていない場合にはパーソナリティ障害と診断されることはありません。

時にはパーソナリティ障害のある本人ではなく、パーソナリティ障害のある人に関わる人が精神的に参ってしまい、精神科を受診するケースもあります。

パーソナリティ障害のある本人の悩みで一番多いのは、人間関係を上手く築くことが困難であるため、会社の中で孤立してしまい、仕事を上手くこなしていけないということです。

このような悩みは自分のパーソナリティ障害の種類やその特徴、対処法や向いている仕事に就くことで軽減することも可能です。

パーソナリティ障害の原因

パーソナリティ障害になってしまう原因は、大きく分けて3つあります。
ここではその3つの原因について解説していきます。

・生まれつきの気質、遺伝的要因

生まれつきの気質に、すでにパーソナリティ障害の症状があらわれているという事があります。

このような人は、幼少時から良好な人間関係を築くことが難しいことも少なくありません。

気質は、パーソナリティの基礎となるものであるため親から遺伝する可能性も否定できません。

遺伝とパーソナリティ障害の関係は未だ研究中であり、全てが明らかになっている訳ではないため、あくまで可能性の一部として考えるようにしましょう。

・生育環境、家族との関わり方

生育環境や家族との関係は、パーソナリティに大きな影響を与えます。
家族、特に母親から適切な養育環境を与えられなかった場合などにパーソナリティ障害を発症してしまうことが考えられます。

母親の子どもに対する思いやりや、子どもの気持ちに寄り添って対処する能力が劣っている場合にも、パーソナリティ障害を発症しやすくなると言われています。

・社会的要因(時代背景や社会の状況や価値観、社会生活における経験など)

人は成長するに従って社会に出て、さまざまなコミュニティに属しながら社会生活を送るようになります。

属するコミュニティの中で得たさまざまな経験を通して、パーソナリティが形成されていくのですが、その中でパーソナリティの偏りが起きてしまうこともあります。

コミュニティの中でパーソナリティの偏りを引き起こしてしまう原因の中には、虐待や犯罪被害、事故や病気、災害などの経験があります。

パーソナリティ障害を起こす原因の背景に発達障害を抱えているケースもあります。

このような場合には他人と上手にコミュニケーションを取ることが出来ずに、良好な人間関係を築く事が難しいといった問題が起こることがあり、自分自身を否定的に捉えてしまうことも少なくありません。

自分自身を否定する経験は、パーソナリティの形成に大きな影響を及ぼす可能性があります。

近年におけるSNSの発達などといった時代や社会の価値観の変化によって、それ以前には問題にならなかった事柄が問題視されるようになるといったこともあります。

パーソナリティ障害の対処法とは

・継続して治療を行う

パーソナリティ障害は放置しておくと症状が悪化したり、その他の精神症状が現れてしまうことも考えられます。

周囲の人と良好な人間関係を築くことが出来ないためです。

周囲の人との関係が悪化してしまうと、パーソナリティの偏りがさらに激しくなったり、他のタイプのパーソナリティ障害を発症してしまうことも考えられます。

状態悪化を回避するためにも、パーソナリティ障害の治療は医師の許可が出るまで根気よく続けることが必要です。

・会社側に事情を伝える

パーソナリティ障害があることを会社側に伝えることで、通院を考慮した勤務形態や適性に合った業務の割り振り、関係性の良い人を周囲に配置してもらうことが出来るなどの配慮を受けやすくなる可能性が高くなります

パーソナリティ障害を会社側に公表するかどうか悩んでいる人は、一度主治医に相談してみることをお勧めします。

・十分な睡眠と健康的な食事を取り体調を整える

ストレスを溜めないために大切なことは十分な睡眠です。

健康的な食事を取り、健康的な生活をすることが可能になります。

心身にストレスを溜めないよう生活を整えることもパーソナリティ障害の治療を行う上で非常に重要です。

・相談できる人や機関を持っておく

パーソナリティ障害全般に言えることは、「対人関係が不安定になりやすい」ということです。
相談相手や相談できる機関を持っておくことが、心理的な安定感に繋がります。

まとめ

ここまで、パーソナリティ障害についての解説と、その対処法や治療法、向いている仕事などについて解説してきました。

パーソナリティ障害のあるほとんどの人に共通する特徴として、感情の起伏が激しく、また体調も安定しないという事が挙げられます。

仕事するにあたって不利になりがちな特徴を改善するためには、きちんとした治療と規則正しい生活が重要になります。

状況により会社側に自分のパーソナリティ障害を公表し、さまざまな配慮をしてもらうことで、長期にわたって安定して仕事を続けることが可能になります。

相談できる人や窓口を知っておくことで適切なアドバイスを受けることが出来るため、相談先の確保は必ず行っておきましょう。

【引用元】https://www.atgp.jp/knowhow/oyakudachi/c2385/

 

実際に当事者たちは生き辛さに苦労しているようでした(´・ω・`)

居場所も求めている感じで常に寂しい気持ちでいるんだなぁという印象です。

そんな方々の為にやはり障害に関してきちんと理解ある方が味方になる必要があるんだな、と思いました。

特に原因の一つである社会的要因は誰にでもなり得る可能性は高いということが考えられます。

今やストレス社会といわれていますからねぇ(´_ゝ`)

自分だけは大丈夫、と思っても万が一に備えて相談できる人や機関をあらかじめ用意しておいたほうが吉かもしれません(^^ゞ

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