【引きこもり問題】引きこもりは不治の病ではない

引きこもり、就労へ一歩を NPO法人の林日奈さん

引きこもりから抜け出そうと、社会復帰の道を探る女性に話しかける。「いい顔してるじゃない」。励ますわけでも、悩みを聞くわけでもない。ほとんどは雑談。頃合いを見計らって本題を切り出す。「会社見学の話があるけど、行ってみない?」。笑顔でうなずく彼女がいた。

引きこもりの就労などを後押しするNPO法人「社会復帰支援アウトリーチ」を2016年4月に立ち上げた。在宅でも可能なデータ入力やイラスト制作、外出しても心理的な負担の軽いポスティングや犬の散歩代行。様々な仕事を紹介してきた。出勤が必要な求人が舞い込めば、職場の見学にも連れて行く。

18年末までに約200件の相談を受け、就労や復学で68人が”卒業”を果たした。「何かあればいつでも連絡しておいで」と送り出す。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40476030V20C19A1SHJ000/

こんにちは、エナベルで就労支援を受けているОです。

「8050問題」や「7040問題」など、高齢化する引きこもりが今問題になっています。

私は思うのですが、メディアも社会もあまりにも引きこもる人たちを「不治の病」や「難病」として腫物を扱うように扱ってしまい、それがかえって引きこもる人たちをますますかたくなにしてしまっているのではないでしょうか?

引きこもる人を「怠けだ」と一刀両断して、見捨ててしまうのは簡単です。しかし、見捨てられた人間が、その後社会から落伍していって引き起こす問題は簡単ではありません。

それに引きこもる人の大部分が「怠けたくて怠けている」わけじゃないと思います。

少しはコミュニケーションを取りたいし、他人に理解されたいし、自由に使えるお金も増やしたいと思っている筈です。

今は、そうは考えていてもそこから外に出るために踏み出す一歩が余りにもハードルが高すぎる、いや、ハードルが高いと思わされてしまっているのではないでしょうか?

引きこもりの人が良く言われる言葉で「コンビニでも働いたら?」とか「新聞配達とかしたら?」という言葉がありました、実は筆者も何度も言われた言葉であったりします。

しかし、いかに人手不足の時代であろうともスキルのない30-40代の人間が、「週3日ぐらいで3-4時間ぐらいから少しずつ社会復帰しよう」と考えたとしても、雇ってくれるバイト先などありません。

必死に履歴書を作って応募しても、だいたいは形だけの面接はしてくれますがあとはなんの音沙汰もなく放置されます。バイトに落ちたとすらいってくれません。

そんなことが繰り返されれば、どうしたって社会に復帰する気力などなくなります。

また、長年引きこもっていた人間はコンビニの仕事ですら難しすぎて耐えられません。コンビニの仕事は多岐にわたりますからね。

そして、「俺はコンビニのバイトすらできないんだ……」と落ち込んでまた引きこもってしまう。そんな経験が私にもありました。

しかし、実は調べてみると引きこもりを支援しているNPOは全国各地にありますし、精神疾患を診断されれば、就労支援施設を利用することができるではないですか。

しかも賃金をもらいながら社会復帰への糸口を作ってくれる……。

残念なのは、引きこもっている当事者や家族に、この「実は簡単な所から社会復帰を目指していけるせいどがあるんだよ」という事が知られていないという所が大きいのだと思います。

引きこもりは決して不治の病などではありません、自分も周囲も無理もない所から一歩一歩社会に、ゆっくりとマイペースでなじんでいくことが可能ですし、そんな制度は実は国や公的機関に整備されているのです。

引きこもり問題、「8050問題」、「7040問題」を難しくしているのは、当人も家族も、社会もそんな「ゆっくりとした治療法」が知られていないし、理解が薄いという所にあるのではないでしょうか?

そして、こうした人たちを少しずつ社会に復帰させていくことが、これから少子高齢化していく時代に必要な事ではないでしょうか?

決して無理やり有料の「引きこもり支援施設」に無理やり放り込む荒療治が正しいとは私には思えないのです。

自分で稼いで自分で自由に使えるお金を増やしていける喜びを、もういちと少しずつ取り戻していく感覚が、当事者にも周囲にも必要なんだと思います。

そういう意味では、この記事で取り上げられている人たちがもっと増えてくれるといいなと、思っています。

 

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