【障害者雇用】障害者雇用の現実

こんな記事がありました。

「あなたは障害者枠だから、座っているのが仕事」と暴言吐く雇用者

ところで、これは民間企業の話ですが、私の患者の中に、入社試験を突破してせっかく障害者枠で採用されたのに、初めからほとんど仕事が与えられず、「あなたは障害者枠だから、そこに座っていることが仕事なのよ」など暴言を吐かれたという方がいました。雇用者は、どんな仕事を与えればよいのかわからなかったと言い訳したそうです。

酷い話ですが、現実として障害者雇用を障害者雇用の数合わせとして採用している企業が多いのも現実です。

障害者雇用が、雇用側にとっても障害者にとっても十分、意味のあるものでなければいけません。雇用率という数字ばかりに注目するのでなく、実態を把握する必要があります。実態を把握し、実のある障害者雇用環境にするために、「障害者雇用および就労研究」を実行する研究教育体制の新設が国レベルで必要だと、私は思います。(若倉雅登 井上眼科病院名誉院長)

根本的に障害者にも身体・知的・精神の区別や障害の程度や箇所などが様々であり、それに応じた障害者雇用のマッチングを考えねばならないというのは、健常者の雇用にも繋がる話だと思います。

障害者や健常者にかかわらず、就職や雇用というのものを「数合わせ」として行なってきたツケが、人手不足になってきた現在に響いているのだと思います。

障害者雇用も一般雇用も、「個性によるマッチングや就労形態」というものを真面目に考え対策していかないと、企業も労働者も共倒れになる未来しかみえないのではないのでしょうか?

 

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